2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

株式は本当に長期的にみたら上昇するのか

Buttonwood : Clare and present danger (The Economist) 題名はトム・クランシーの小説のもじりか。オックスフォード大学の内部構造がどうなっているのかよく分からないが、Clare Collegeという大学がインフレ調整後の実質金利1%強で40年間お金を借りて、株…

プライベート・エクイティファンドの保有資産の評価の問題

Private equity : Get a grip (The Economist) 以前にも同じような記事を読んだような気もするが。プライベート・エクイティファンドはヘッジファンドと異なり、長期間の縛りがある。簡単に解約することはできない。加えて、受け取る成功報酬もファンドで保…

偶然を生きる思想―「日本の情」と「西洋の理」

偶然を生きる思想 「日本の情」と「西洋の理」 (NHKブックス)作者: 野内良三出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2008/08/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (13件) を見るアマゾンで購入。題名に惹かれた。

初めてのスタジオアリス

夕方に、初めてスタジオアリスに行ってきた。妻は前から行きたいと話していたが、年賀状を作るためにようやく重い腰を上げることになる。どのようなシステムになっているのかもよく分かっていなかった。3000円程度の撮影料を払うとスタジオ備え付けの服を何…

携帯電話向け広告がようやく軌道に乗る

Mobile advertising : Madison, we have lift-off (The Economist) だいぶ前から、携帯電話向けの広告配信は新しいビジネスチャンスだと見られていた。しかしなかなかこの市場を攻略することは難しかった。いくつかの障害があったためだ。まず快適にネットで…

シティグループ救済における問題点

Citigroup : Singing the blues (The Economist) シティグループを米国政府は救済に乗り出したが、いくつかの問題点がある。まず経営者・株主ともに充分な責任を取っていないという点だ。配当は最低限に抑えられるものの、AIGやファニーメイの株主が負担した…

最悪の状況の中でブラック・フライデー始まる

Retailing in America : Dreaming of a black Christmas (The Economist) 感謝祭直後の金曜日が米国ではクリスマス商戦のスタートとなる。いわゆるブラックフライデーだ。しかし株安・景気悪化・消費者信用の減少といった悪い材料が数多くある中、小売店にと…

急増する国債発行に市場は耐えられるか

Buttonwood : The issuance issue (The Economist) これから、財政出動または金融システム救済のための資金を手当てするために先進国では大規模な国債発行が続く。今のところはリスク資産に対する投資意欲が極めて低いので、どんなに利回りが低くても買い手…

ゴールドマン・サックス出身の二人の財務長官の違い

Business.view : Banking on a banker (The Economist) ニューヨーク連銀トップのガイトナー氏が財務長官に指名されることになった。同氏は中央銀行の役人出身であるが、中央銀行出身者が財務長官になるケースは少ない。現在のポールソン氏と同じくウォール…

子どもに優しいアフリカ諸国はどこか

Child care in Africa : It's hard to be young (The Economist) アフリカでは貧しい国ほど出生率が高いように見える。ただ子どもが多いからといって必ずしも子どもが暮らしやすい国とは限らない。アフリカでも豊かな国は子どもにとっても住みよい国ではない…

ヒラリー・クリントンが国務長官に就任するには憲法が障害になる

Hillary and the constitution (The Economist)Is Clinton barred from State job? 思わぬ問題がヒラリー・クリントンの国務長官就任に際して登場してきた。合衆国憲法の規定により現役連邦議員は行政府に入ることができないようだ。正確には新設されたポス…

変化し続けるMTV

Face value : Listen to the music (The Economist) MTVと言えば、その名前の通り音楽専門のテレビチャンネルというイメージだが、変化し続けて来た結果、現在は大きく異なる。MTVには子ども向けアニメチャンネルもあるし、リアリティーショーだって放映する…

ロシア経済について

Russia's economy : The flight from the rouble (The Economist)Shrinking cushion ロシアは前回の金融危機を教訓として多額の外貨準備を保有している。世界第4位の保有高だ。しかし最近のルーブル安を受けて、通貨防衛のために巨額の介入を行った結果、急…

ネットブックを考える

PC

少し前からネットブックが欲しいなと思っていた。妻がノートパソコンをいつも使っているのだけど、無線LANがPCカード形式なので、リジュームするとPCカードの応答が無くなり無線LANが使えなくなることが多いらしい。そのたびに再起動するのが面倒だと文句を…

現金確保が至上課題となった企業

Managing in the downturn : Desperately seeking a cash cure (The Economist) こんだけ長文だと何が書いてあったのか覚えていられなくなる。数年前は多額の現金を抱えていることは企業にとって大きな問題となった。株主が現金を還元するようにと騒ぐためだ…

イノベーションでは決してアジアに劣っていないアメリカ

Innovation in America : A gathering storm? (The Economist) なんどか同じ論調の記事を読んだような気もする。米国では新興国が米国以上に積極的に教育や研究開発に投資しすることで、米国の競争力が低下しているのではないかとの声が産業界などから大きく…

DOUBLE BEST LIVE We R&B TOUR FINAL@STUDIO COAST

DOUBLE BEST LIVE We R&B (初回限定/Complete盤) [DVD]出版社/メーカー: フォーライフミュージックエンタテインメント発売日: 2008/11/26メディア: DVD購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (4件) を見るamazonにて購入。昨日到着したが、なぜか今…

国民の平均余命が延びたからと言って経済的に豊かになるわけではない

Economics focus : Health and wealth (The Economist) 意外な気もするが当たり前とも感じる。平均余命が延びたからと言って一人当たり所得が増加するわけではないという。確かに生産に必要な資本(土地など)が一定であれば、より多くの人が一定の資本を利用…

不景気の恩恵でCO2排出削減が進むカリフォルニア

Green trends in California : Cooling off (The Economist) シュワルツネッガー知事は、2020年までにカリフォルニア州におけるCO2排出量を1990年のレベルにまで削減するとの目標を打ち出した。この目標は他州にも波及し、他州がさらに野心的な目標を打ち出…

リーマンのミニボンド

Troubled securities in Asia : Thanks, Hank (The Economist) 東南アジアの個人投資家を中心に、リーマンブラザーズが販売したミニボンドと呼ばれる商品で大きな損失が生じている。損失を受けた投資家は街頭デモを行っている。現地ではリーマン・ミニボンド…

市場拡大するが競争激化も続くスマートフォン

Mobile phones : The battle for the smart-phone's soul (The Economist) 携帯電話端末の売れ行きが良くない。今年は久しぶりに前年割れになりそうだ。そんな中、スマートフォンの売れ行きが好調だ。今までは料金体系の複雑さや外部デベロッパーがソフトウ…

グロース株とバリュー株

Market.view : Delphic gloom (The Economist) 現在の下落局面では、グロースもバリューも関係なく売られている。しかし大恐慌時と比較して現時点ではバリュエーション面ではもっとも割高な株ともっとも割安な株とのスプレッドは非常に拡大しているという。…

自由の牢獄

自由の牢獄 (岩波現代文庫)作者: ミヒャエルエンデ,Michael Ende,田村都志夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/09/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (26件) を見るとりあえず表題の短編のみ読んでみた。自由意志があると…

できそこないの男たち / 福岡伸一

できそこないの男たち (光文社新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/10/20メディア: 新書購入: 18人 クリック: 152回この商品を含むブログ (173件) を見る読了。面白い。 オスとは損な役回りだなとつくづく実感。遺伝子を混ぜ合わせるた…

フォーサイト12月号から

今日になってようやく開封したのだが、今月号にはいくつか興味深い記事がある。まずヒットラーが執筆した「我が闘争」の出版に関する記事だ。ドイツ国内でも誤解が多いらしいのだが、「我が闘争」がドイツ国内で出版されないのは法律で禁止されているからで…

金融機関における報酬はどうやって決めるべきか

Compensation in finance : Payback (The Economist) 金融危機がこれだけ拡大したこと背景にはいくつか要因があるが、その一つが従業員の報酬体系にあったことは間違いない。高いリスクを取って儲かった場合には多くの報酬がもらえるが、損を出した場合でも…

爆笑問題のニッポンの教養「日本語って“ヤバい”」

TV

録画しておいたものを見る。興味深いことがいくつかあった。まず日本語は多義語の使い方がうまいという指摘。「いとおかし」や「あはれ」といったことばは様々な用途で用いられたらしい。現代の若者がなんでも「ヤバい」とか「かわいい」と表現するのもその…

オバマ政権下の財務長官はガイトナー氏か

Obama’s Treasury nominee : A reassuring figure for Treasury (The Economist) 財務長官にガイトナー氏が任命されるとの報道で株価は上昇した。同氏はすでに財務長官候補として名前が挙げられていただけに、なぜこのニュースで株価が上昇したのかは奇妙に…

できそこないの男たち / 福岡伸一

できそこないの男たち (光文社新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/10/20メディア: 新書購入: 18人 クリック: 152回この商品を含むブログ (173件) を見る朝早くに病院に行く用事があり、しばらく待つことになったのでこの本を持って行っ…

今日買った本

自由の牢獄 自由の牢獄 (岩波現代文庫)作者: ミヒャエルエンデ,Michael Ende,田村都志夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/09/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (26件) を見る「生きるための経済学」(ASIN:4140911077)を…