最悪の状況の中でブラック・フライデー始まる

Retailing in America : Dreaming of a black Christmas (The Economist)
感謝祭直後の金曜日が米国ではクリスマス商戦のスタートとなる。いわゆるブラックフライデーだ。しかし株安・景気悪化・消費者信用の減少といった悪い材料が数多くある中、小売店にとっては極めて厳しい状況だ。すでに10月から値引きに動く店も多いが消費者もさらなる値下げを待っているようだ。多くの小売店が破綻したために、今まで人気アイテムだったギフトカードの人気も低下している。同じく好調だったオンラインショッピングでさえ厳しい状況だ。そんな中、ウォルマートをはじめとする大型ディスカウントストアの強さが目立ってきた。今年のクリスマス商戦では4割ものアメリカ人がウォルマートで買い物すると見られる。