Co-Intelligence: Living and Working with AI

Co-Intelligence: Living and Working with AIというkindle本を購入した。洋書を買うのは初めてかもしれない。この本の著者(Ethan Mollick)が発行しているブログをよく読んでいたためだ。アマゾン本家での評価も高く、売れているようなのでおそらく翻訳本も出るだろうと予想しているが早く読んでみたかったので購入した。

 

英語なので、すぐに行き詰って読むのをやめるのではないかと思っていたが、予想外に熱心に読んでいる。ブログを読んでいたので書かれていることはある程度事前に把握していたことが大きいかもしれない。

 

AIという幅広い言葉で書いているが、GPT4と読み替えてもいいと思う。AIには取説がない。そもそも開発者でさえ何ができるかできないかという点を正確に理解できていないということが今までのソフトウェアとはかなり異なっている。新しく自分の部下になった社員だと考えたほうが良い。労働者の価値が、学歴や職務経歴書や面接で正確に把握できないのと同じように、AIの価値もある程度時間をかけて使うことでしか判断できない。そのため、いろんなことをAIにやらせて、得意なことと不得意なことを見極めろというアドバイスにつながる。なかなか興味深い事例が多く飽きることなく読むことができている。私には思いつかない利用法を考えてくるあたりが、さすが米国のビジネススクールの教授だと感心した。

 

もっと生成AIを日常生活や仕事でどのように利用できるか真剣に考えたほうがいいなと実感した。

 

著者のブログ:One Useful Thing | Ethan Mollick | Substack

 

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