2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

米国州知事の権力

New York and Illinois : Over-mighty governors (The Economist) イリノイ州知事が、オバマ大統領の上院議員の議席を売ろうとしたとして強制捜査の対象になったという報道で初めて知ったのだが、州知事には自分の州で欠員になった上院議員を任命する権限を…

保育園で悩む

妻が仕事に復帰すると保育園に子どもを入れる必要があるのだけど、簡単には入れないらしい。妻の勤務体系をどうするのかという点を含めて妻と話し合っているのだが、不確定要因が多くてなかなか答えが見つからないのが現状だ。とりあえず一番優先するのが保…

生き残った帝国ビザンティン

生き残った帝国ビザンティン (講談社学術文庫 1866)作者: 井上浩一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/03/10メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 37回この商品を含むブログ (27件) を見る久しぶりに本を購入。ローマ亡き後の地中海世界の下巻も買わないと。

いつもの口癖か

Asia's sinking economies : Asia's suffering (The Economist) 冒頭のleadを読むだけで言いたいことは分かった。外需に依存するのではなく内需拡大に努めろというのが最近のThe Economistの口癖である。口を酸っぱくして言っているという表現がふさわしい。…

RoR

http://www.atmarkit.co.jp/fcoding/articles/reading/03/reading03a.html 正月休みに少しRoRの勉強をしたっきり放置していたが、この記事を読んで再度やってみようという気になった。

中国経済の行方

China's flagging economy : Strong as an ox? (The Economist) 中国経済が急速に減速している。悲観論も高まっているが、The Economistでは比較的楽観的な見方のようだ。皮肉なことであるが、中国経済がどれだけ早く回復するかは、中国がどの程度資本主義に…

抗生物質と反グローバリゼーションの奇妙な関係

Charlemagne : Of antibiotics and globalisation (The Economist) 欧州では景気後退を受けて、自由貿易から保護主義への転換を求める声も大きくなってきた。またグローバリゼーションを問題視する人も増えている。しかし必ずしもEU全域で同じような意見を持…

アイスランド連立政権崩壊

Iceland : Not-so-nice land (The Economist) アイスランド経済が崩壊したのは、昨年10月のことだった。しかし当時は民衆の怒りはそれほどでもなく平静さを保っていたのだが、ここへきてようやく民衆が現実を直視するようになったのか、暴動が発生するように…

ブッシュ大統領の置き土産

The transition : Ready for Day One (The Economist) オバマ大統領が就任した今となっては古いが、意外なことが書いてあった。ブッシュからオバマへの政権移行がスムーズに進んだのは、ブッシュ大統領のおかげでもあるという指摘だ。ブッシュ政権はオバマ陣…

営業権の償却が利益圧迫要因に

Corporate write-downs : The goodwill, the bad and the ugly (The Economist) グッドウィルと聞けば、人材派遣会社を連想するが、企業会計では営業権やのれんを意味する。買収した際に、買収金額と被買収企業の簿価との差額が該当する。米国では以前には営…

今回の金融危機の遠因

Global economic imbalances : When a flow becomes a flood (The Economist) これまたThe Economistらしい記事。Briefingなので長文だが読み応えはある。金融危機の犯人としてはウォール街の強欲などがやり玉に挙げられることが多い。確かに原因の一つでも…

グッドバンクとバッドバンク

Economics focus : The spectre of nationalisation (The Economist) 優先株などを通じて銀行の資本増強を行っても、貸し出しが増加するかと言えば必ずしもそうとも言えない。銀行の経営者は抱えている不良資産の損失がどれだけ発生するか分からないので出来…

優先株では必ずしも信用力強化にはならない

Bank capital : Fishy stock (The Economist) なかなか興味深い記事。不良資産償却で自己資本不足に陥った銀行を救済するために、各国政府は優先株への投資という形で公的資金を銀行に投入している。優先株は普通株よりも返済の優先順位は高いものの、社債や…

EU加盟に向けて残り時間が少なくなってきたアイスランド

Charlemagne : Iceland hunts the euro (The Economist) アイスランドはEUには加盟していないもののEuropean Economic Area(EEA)という制度により、EU市場に容易にアクセスできる地位にある。独立心旺盛であり、なおかつ捕鯨政策を巡ってはEUと対立する立場…

メリル・リンチに一杯食わされた格好のバンカメ

Merrill Lynch and Bank of America : No gain, no Thain (The Economist) リーマン破綻後、続く破綻予備軍として標的にされたのがメリルリンチ。単独の生き残りが不可能と見て駆け込み寺として助けを求めた先がバンカメだった。数日程度のデューデリジェン…

新聞業界にはまだ希望がある

Newspapers : Well in the red but still well read (The Economist) 新聞業界の苦境が続いている。オバマ大統領の就任では特別号を買い求める読者で売上は増えたものの、一時的なものにすぎない。経営不振に陥る新聞社が倒産したり、資産家に援助を求めると…

Excel VBAではまったところ

Excel VBAでマクロシートをコピーすることはできない。たぶんマクロウイルスを防ぐためだろうと思う。なんとかマクロを他のブックにコピーすることはできないか考えていると、マクロシートではなくシート内部にコードを記述すれば、シートと一緒にマクロもコ…

中国の金融システムには問題がないのか

Asia.view : Off of the junk (The Economist) 現時点では、中国の金融システムは、他国と比較して安定しているように見える。これは中国経済の成長力を示すものなのか、それとも他の理由のおかげか。ディスクロージャーが不十分であるために銀行が健全であ…

アマゾンの配送事情

http://d.hatena.ne.jp/LM-7/20090118/1232276087を読んでビックリしたのだけど、アマゾンの発送にはかなりの問題があるようだ。お急ぎ便しか利用していなかったので気づかなかったけど。お急ぎ便で当日に到着しなかったことはたぶん1回しかなかったかと思う…

Xacti新型

http://av.watch.impress.co.jp/docs/20090121/sanyo1.htm 横型のxactiとは予想外の展開。横型の方が本体に、HDMIとUSBコネクタが付いているのが便利そうだ。xactiはAVCHD型のビデオカメラよりもパソコンとの親和性の高さが魅力だと思うのに、なぜかHD1000に…

アルビノの子どもが狙われるアフリカ

Albinos in east Africa : A horrendous trade (The Economist) これはひどいタグが付くような話である。タンザニアなどのアフリカ諸国ではアルビノの死体が珍重されている。皮膚や骨をすりつぶしたものを魔よけや幸運を呼ぶお守りに使うようだ。そのためア…

デフレ圧力が高まるテクノロジーセクター

Technology in the recession : Less is Moore (The Economist) ムーアの法則のために、ハイテク分野では常にコストパフォーマンスが上昇する傾向がある。しかし今までは同じ値段でより高性能な製品を提供することで製品価格の下落を防いできた。ただ最近に…

ジョージ・ブッシュの功罪

George Bush's legacy : The frat boy ships out (The Economist) Briefingなので長い記事だが面白い。悪いイメージしかないブッシュ大統領だが、The Economistのバランス感覚のたまものか、もしくは2000年の大統領選挙でブッシュを支持したためか、良い点も…

世界的な景気後退が移民動向に与える影響

Global migration and the downturn : The people crunch (The Economist) The Economistらしい記事。現在進行中の世界的規模の景気後退は、移民が経済において大きな役割を果たすようになって以来、初めての経験となる。先進国での景気後退は、そこへ向かう…

本を読むようになったアメリカ人

Adult literacy : The Readers (The Economist) アメリカ人は年々本を読まなくなってきているという統計は、アメリカ人が年々バカになっているという証拠としてよく取り上げられていた。しかし長年の低下傾向にようやく歯止めがかかったようで反発に転じたよ…

Yahoo!の新CEOはオートデスクの元経営者

Face value : One tough Yahoo! (The Economist) このニュースを聞いたとき、同じハイテク業界とはいえオートデスクという専門家向けソフトウェアの会社の経営者がYahoo!のCEOになるのかという疑問を持ったが、この記事を読んだら少し理由も分かったような気…

若手経済学者のホープを紹介

Emerging economists : International bright young things (The Economist) The Economistでは誌名に敬意を払ってかどうかは不明だが、定期的に若手経済学者の中から、将来有望株をリストアップしているようだ。かつてはクルーグマン教授(昨年ノーベル経済…

低ボラティリティという誘惑

Buttonwood : In praise of volatility (The Economist) 低いボラティリティを求める投資家の行動が、様々なゆがみを生み出しているとも言える。企業の業績では安定的にアナリスト予想を上回るような企業が高く評価されるために、粉飾決算をしてまでなんとか…

再登板したCEOはうまくいかないことが多い

Second-act chief executives : Comeback kings? (The Economist) アップルのSteve Jobsという大きな例外はあるが、一度前線を退いたCEOが再登板しても最初の時のようにはうまくいかないようだ。この記事ではMicheal Dell(デルの創業者)、Howard Schultz(ス…

指を見れば成功するトレーダーかどうか分かる?

Neuroeconomics : Digitally enhanced (The Economist) 前に、テストステロンとトレーダーの運用成績の関係を紹介した記事があった。朝方のテストステロンのレベルが高いとその日の運用成績も良くなるというものだ。それにも関係するが、テストステロンが多…