再登板したCEOはうまくいかないことが多い

Second-act chief executives : Comeback kings? (The Economist)
アップルのSteve Jobsという大きな例外はあるが、一度前線を退いたCEOが再登板しても最初の時のようにはうまくいかないようだ。この記事ではMicheal Dell(デルの創業者)、Howard Schultz(スタバの創業者)という二つの例を挙げている。2人とも最初の時は大成功を収めたが、一度引退して、その後経営悪化により再登板している。しかし今のところ事態はあまり改善していないようだ。最初の時の成功の方程式に囚われすぎているのかもしれないが、一度引退した時に、会長などのポストに収まっており、完全に経営から離れていたわけではなかった。そのため後任CEOも前任者のやり方を否定するような経営が出来ずに、時代の変化に取り残されてしまったという要因も考えられるようだ。Steve Jobsが復帰後うまくいったのも、アップルの経営から完全に離れて違う世界に身を置いていたので会社を離れた視点で見ることができたという要因もあるのかもしれない。