2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

カリフォルニア州を分割する動き

California splitting : Of Ossis and Wessis (The Economist) Lexingtonでも何度か紹介されていたような気がするが、カリフォルニアという州は湾岸部のリベラルと内陸部の保守が共存している。選挙区毎に共和党の議席、民主党の議席がほぼ固定化しているの…

ホワイトカラー犯罪で刑務所に入所した人のためのアドバイザー

White-collar prisoners : How not to get stuck in jail (The Economist) 面白い職業だ。ホワイトカラー犯罪で刑務所に入る羽目になった受刑者に刑務所内での過ごし方をアドバイスする人がいる。事務所の名前は"Wall Street Prison Consultants"と非常に分…

バイリンガル環境で育てられた赤ちゃん

Language and cognition : Twice blessed (The Economist) 二カ国語を話すことが出来る子どもは成績がよいか否かは議論の分かれるところである。しかしこの記事で紹介されている研究では、二カ国語が普通に併用されているような地域で育った赤ちゃんは、認知…

乗用車生産に進出するマクラーレン

McLaren racing cars : Speed merchants (The Economist) うちの子どもが乗っているベビーカーはマクラーレンだ。F1のマクラーレンと関係があるのかと思ったが、wikipediaを見ると関係はないようだった。この記事はF1のマクラーレンの乗用車ビジネスへの進出…

頭突き

さらに手をつけることができなくなってきた。最近のお気に入りの行為はママに頭突きをすること。しかもママの髪の毛を両手でつかんで動かないようにして頭突きをするから、まるでプロレスである。頭突き以外でも頭を壁などに打ち付けるのが好きだ。そんなに…

バブル崩壊後のドバイ

Dubai : A new world (The Economist) ドバイを借金に借金を重ねて拡大路線を突き進んだバブル一色の都市国家だと考えていてはこの都市の本質を見失う。海外より資金を吸い込んでインフラを整備するというドバイのやり方は1950年代から変わっていない。金融…

ひらめきが生まれる瞬間

Conscious and unconscious thought : Incognito (The Economist) この記事ではinsightという単語が用いられている。辞書を引くと洞察といった感じで説明されているが、この記事の印象ではどちらかというと「ひらめき」に近いような気がする。だいぶ前に読ん…

湾岸諸国で鉄道建設ブーム

Trains in the Gulf : Making tracks (The Economist) カタールやUAE、サウジアラビアなど湾岸諸国で鉄道建設ブームが発生している。経済成長に伴い道路の混雑がひどくなっていることに加えて、原油からサービス産業への構造転換を図る上での重要なインフラ…

焼け太りの格付会社

Rating agencies : The wages of sin (The Economist) これまた意外な展開である。ムーディーズやS&Pのような格付会社は不適切な格付けを提供したことにより金融危機の原因の一つと考えられている。格付の品質向上を目指すのであれば、当局は格付業界の競争…

中抜きを恐れるケーブルテレビ業界

Tech.view : Down the tubes (The Economist) 米国ではブロードバンド回線は日本と比較してかなり高額である。コムキャストでは50メガで月額140ドル以上というからかなりのものだ。電話会社と異なり、ケーブルテレビ業界は比較的少額の設備投資でブロードバ…

教育格差は奨学金では解決しない

Fixing America's education system (The Economist) 低所得者の子どもに奨学金を与えて大学に進学させてもなかなかうまくいかないようだ。卒業までこぎ着ける子どもが少ないのだ。質の悪い公立学校では大学教育に必要な準備を整えるのは難しい。それ以上に…

思考する言語 下―「ことばの意味」から人間性に迫る

思考する言語(下) 「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)作者: スティーブンピンカー,Steven Pinker,幾島幸子,桜内篤子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/04/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 5人 クリック: 7回この商品を含むブログ …

デジ一よりもビデオカメラか

昨日、照姫まつりで長時間ビデオで撮影していた。三脚なんて使えない状況だったので手ぶれしないように力を入れてカメラを固定したために今頃になって腕が痛くなってしまった。筋肉痛である。苦労して撮影したビデオだが、再生するとやはり手ぶれが目立つ。…

知的所有権に本腰を入れ始めた中国

Intellectual property in China : Battle of ideas (The Economist) 中国の知的所有権といえば、外国から訴えられる場合のほうが多かった。しかし最近では中国企業が保有する知的所有権の侵害で外国企業が訴えられるケースも増えている。中国における特許件…

逆風続きのガイトナー財務長官

Tim Geithner : Baptism of fire (The Economist) 就任前は、財務長官候補として名前が浮上しただけで株価が上昇したのだが、就任後は逆風続きである。しかしようやくAIGに対する大衆の怒りも収まり、不良資産処理プログラムも発表され、株価も持ち直して一…

逆風が吹く富裕層

A special report on the rich : Easier for a camel (The Economist) 夕食を食べながら少しずつ読んでいたのでかなり時間がかかってしまったがようやく読み終わる。富裕層に関係するいくつかのトピックスが取り上げられている。資産運用ビジネスとか高級品…

ゲイで景気回復

Gay marriage stimulus (The Economist) 米国では、西部の方が女性に参政権を与えるという点では東部と比較して進んでいたようだ。この原因というのがなかなか興味深く、西部には女性が少なかったという事情があったためであるとも考えられる。女性の権利拡…

雑誌不況の中で数少ない勝ち組The Economist

In Switch, Magazines Think About Raising Prices (New York Times) このNYTの記事ではアメリカの雑誌が定期購読者を獲得するためにバナナのたたき売りみたいな状況になっていることが分かる。Timeなんて一冊58セントしか課金していない。しかも平均で58セ…

ローン支払いが滞ると運転できなくなる自動車

Car Payment Or Else: Engine Shut Off Systems ヤな自動車だ。しかしすでに実現しているという。もちろん延滞が発生してすぐに使えなくなるという訳ではなく、何度か警告が出るようだ。緊急時にも使えるという。http://freakonomics.blogs.nytimes.com/2009…

予想に反してハードディスクレコーダーは放送業界の脅威にはならなかった

Digital video recorders : The revolution that wasn't (The Economist) 意外な展開である。簡単にCMを飛ばすことが出来るハードディスクレコーダーの登場によって、テレビCMの価値が低下し、放送業界は苦境に立たされると恐れられていたのだが、杞憂に終わ…

自閉症患者が見せる特殊能力

Autism and extraordinary ability : Genius locus (The Economist) 難しい文章だが興味深いことがいくつか指摘されている。自閉症患者がある特定の分野で特殊な能力を見せることはよく知られている。サヴァン症候群である。しかし自閉症と秀でた能力にはど…

国によって大きく異なる政治家の前職

Selection bias in politics : There was a lawyer, an engineer and a politician... (The Economist) なかなか興味深い記事。国によって政治家の前職が大きく異なっているという話題。対照的なのが、弁護士出身者が多いアメリカとエンジニア出身が多い中国…

金融危機の政治学

Economics focus : The curse of politics (The Economist) 金融危機の解決を難しくしているのは政治が邪魔をしているためである。効果的な政策が、世論の反発で導入が難しくなるためだ。日本は住専問題で世論の大反発を買ったためにその後の金融危機対策が…

マイナス金利を実現する方法

How to really scare China (The Economist) デフレに対抗するためにはマイナス金利を実施すれば良いと聞くが、なかなか難しい。マイナスの金利しか提供しないのに銀行に預ける人はいないだろう。この前のR25では池田信夫氏は資金決済などで利用するからマイ…

ウォーリー 初回限定 2-Disc・スペシャル・エディション

DVD

ウォーリー 初回限定 2-Disc・スペシャル・エディション (初回限定) [DVD]出版社/メーカー: ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント発売日: 2009/04/22メディア: DVD購入: 11人 クリック: 35回この商品を含むブログ (45件) を見るアマゾンで注…

Nikon D5000注文

アマゾンでだいぶ安くなっていたので注文した。ボディだけ。レンズは手持ちの物を利用する予定。ズームレンズは必要に応じて購入することにする。Nikon デジタル一眼レフカメラ D5000 ボディ D5000出版社/メーカー: ニコン発売日: 2009/05/01メディア: Camer…

先進国はインドの医療サービスから学ぶ必要がある

Health care in India : Lessons from a frugal innovator (The Economist) 今日はいろいろついていない一日であった。このエントリーも最初に長文を書いたものの書いている最中にログインの有効期限が切れてしまったようで、保存ボタンを押したとたんに消え…

目で訴える

どんどん子どもが成長している。最近は目で訴えるようになった。閉まっている缶を私に渡して泣きそうな目で訴えかける。分かった。開けて欲しいのだろうと思いつつ開けて渡す。かんしゃくを起こしたときには両手の拳を握りしめて威嚇するようなポーズを取っ…

欧州内で異なる安楽死に対する考え方

Charlemagne : The great euthanasia debate (The Economist) 欧州内でも安楽死に対する考え方は国によってかなり異なるようだ。英国では多くの医師が反対(面白いことに英国の医師は国民平均よりも信心深いという統計もあるようだ)しているが、オランダでは…

インドとインドネシアの総選挙

Democracy in India : India's jumbo election (The Economist)Indonesian democracy : Beyond the crossroads (The Economist) インドとインドネシアでは総選挙が行われている。インドネシアでは4月15日に行われる予定と記事には書いてあるのですでに終了し…