教育格差は奨学金では解決しない

Fixing America's education system (The Economist)
低所得者の子どもに奨学金を与えて大学に進学させてもなかなかうまくいかないようだ。卒業までこぎ着ける子どもが少ないのだ。質の悪い公立学校では大学教育に必要な準備を整えるのは難しい。それ以上に大きな問題は家族の心理的なサポートに欠けるという点だろう。あまりにも子どもの教育に親が熱心になりすぎるとそれはそれで問題になりそうだが、逆にあまりにも無関心だと子どもの能力向上を阻害してしまう。低所得者層の親に顕著なのが子どもに対する無関心であるというのが恐ろしい。なんとなく分かる気もするが。