2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

モスクワの空港での自爆テロ

Suicide bombs in Moscow: Terror at the airport | The Economist 何度も大規模なテロを防ぐことができないことは、ロシア国内の情報機関・警察の無力さを物語っているとの指摘。しかしながら警察や治安維持を担当する役所のトップが引責辞任することがない…

ITで大手に対抗する日本の零細小売業者

The changing face of Japanese retailing: The co-op strikes back | The Economist The Economistでは日本のサービス業(小売りを含む)の生産性が低いと幾度も指摘している。生産性を引き上げるために規制緩和を通じて競争を高めろ、とも何度も言っているよ…

金融危機に関する本2冊

国家は破綻するーー金融危機の800年 This Time Is Differentの翻訳がようやく登場。国家は破綻する――金融危機の800年作者: カーメン・M ラインハート,ケネス・S ロゴフ,Carmen M.Reinhart,Kenneth S.Rogoff,村井章子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2011/0…

英国における酒の最低販売価格制度

Cheap booze: Getting (a wee bit) dearer | The Economist 英国では酒がもたらす健康被害が注目を集めている。そもそも英国における一人あたりの酒の消費量は低下傾向にある。イスラム系移民の増加もあり酒を飲まない人も多い。そのため飲む人だけ見れば消…

レグザフォン

妻がレグザフォンを買ってきた。iPhoneと併せてスマートフォン2台持ちである。レグザフォンは人気が高いみたいで、納品まで1ヶ月以上待たされたようだ。少し触ってみたが、iOSのインターフェイスに似ているようで違う部分も多く、操作性はやはりiOSのほうが…

第2のスプートニクス・ショック

Lexington: China in the mind of America | The Economist 中国の急激な経済成長とそれに伴う国際社会での地位向上は、アメリカ人にとっては自国の立場を脅かすものとして不安を誘っている。また中国はクリーンエネルギーなどの、今後の成長市場と見られる…

中国を空売りするには

Shorting China: Waiting for the great fall | The Economist 中国経済に悲観的なファンドマネージャーも多いが、中国経済の低迷・バブル崩壊からどのように利益を上げるか、実行するのはなかなか難しい。中国本土では空売りは禁止されているので、香港など…

海水でアンテナを作る

Military communications: Liquid radio | The Economist かなりユニークな発明だ。戦艦には多くのアンテナが備わっている。しかし多いと干渉し合うし敵にレーダーで見つかってしまうリスクもある。そこで米国海軍の研究者が発明したのが海水をアンテナ代わ…

国ごとに見るCSR(企業の社会的責任)への考え方

Attitudes to business: Milton Friedman goes on tour | The Economist ミルトン・フリードマンは、「企業の社会的責任とは、利益を上げることだ」と主張したことで知られている。すなわち今はやりのCSRに対しては否定的な見方をしていたことになる。国ごと…

孤独のグルメ

孤独のグルメ (扶桑社文庫)作者: 久住昌之,谷口ジロー出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2000/02/01メディア: 文庫購入: 44人 クリック: 388回この商品を含むブログ (377件) を見る非常に奇妙な漫画。だいぶ外れているかもしれないが、東海林さだおの丸かじり…

手厳しい書評

Economic folly: How the reader was lost (The Economist) The Economistでこんなに厳しい書評を見たのは初めてかもしれない。最初のパラグラフを読んだだけで笑ってしまった。かなり酷い代物のようだが怖いもの見たさで少し読んでみたい気もする。How the …

バーバリー

Burberry and globalisation: A checkered story (The Economist) 私が現在着ているコートはバーバリーだ。そのためバーバリーと聞くとシックなコートを連想してしまうが、必ずしも英国ではそうではなかったようだ。不良少年がバーバリーを着ていたために、…

メキシコから中米に移行する犯罪組織

Organised crime in Central America: The rot spreads (The Economist) メキシコでは、政府が犯罪組織に対して大規模な摘発を進めておりそれが原因で、一般市民を含めた多くの犠牲者を出している。またメキシコでの活動が難しくなったこともあり、メキシコ…

コンサートビジネス

Live music: Pricing the piper (The Economist) 音楽業界の稼ぎ場所は、CDなどのパッケージメディアからライブへと移行している。この話題はたしかしばらく前のThe EconomistでもBriefingで取り上げていた。簡単にコピーできるパッケージではなく、コピーで…

佐藤優の本をいくつか購入

この前、自壊する帝国を少し読んだことがきっかけで同氏の別の著書も読みたくなった。そこで「国家の自縛」(ASIN:4594061818)という本を注文して流し読みしていたのだけど、なんかすっきりしないなあと思い、今度は「国家と神とマルクス 「自由主義的保守主…

The Economistにおける日本関連の記事

あまりThe Economistでは日本の関する記事は出てこない。中国関連は確実に登場することを鑑みると寂しい気もするが存在感は着実に低下しているということなのだろう。しかし珍しく、先週号と今週号では二本づつ日本を取り上げた記事が出ている。比較的好意的…

自壊する帝国

自壊する帝国 (新潮文庫)作者: 佐藤優出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/10/28メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 45回この商品を含むブログ (65件) を見るこの本の中で一番印象に残っている文章が次のものだ。 「佐藤氏、俺たちがいくらソ連を嫌っていて…

自動車と特殊相対性理論

Einstein and car batteries: A spark of genius (The Economist) アインシュタインは自動車を運転することはなかったらしいが、自動車の仕組みを説明する上で、特殊相対性理論が非常に重要な役割を果たしている。自動車には電池が搭載されているが、なぜ銅…

独裁政権とインターネット

Politics and the internet: Caught in the net (The Economist) The Economistの書評に、「The Net Delusion」という面白そうな本が紹介されている。独裁政権がどのようにインターネットに対処しているかという内容だ。米国政府はインターネットを、共産党…

チュニジアでの政権崩壊

Tunisia's troubles: A dictator deposed (The Economist) Tunisia's troubles: No sign of an end (The Economist) 数週間前より、The Economistではチュニジアがやばくなっているとの記事を掲載していた。発端はある若者が職を見つけることができないとい…

フォーリン・アフェアーズ・リポート

フォーリン・アフェアーズ・リポート2011年1月10日発売号作者: レスリー・ゲルブ,ローレンス・サマーズ,コンドリーザ・ライス,他,フォーリン・アフェアーズ・ジャパン,Foreign Affairs Japan出版社/メーカー: フォーリン・アフェアーズ・ジャパン発売日: 201…

古くて新しい輸送方法

Freight transport: Put that in your pipe and poke it (The Economist) 子供の頃、ビルの中にチューブが設置されていて、その中をカプセルに入れた書類が飛び交っているという光景をテレビで何度か見たことがある。ビル内部だけではなく、郵便としてもこの…

TOSHIKI KADOMATSU Performance 2009 “NO TURNS” 2009.11.07 NHK HALL [Blu-ray]

TOSHIKI KADOMATSU Performance 2009 “NO TURNS” 2009.11.07 NHK HALL [Blu-ray]出版社/メーカー: BMG JAPAN =dvd=発売日: 2010/11/24メディア: Blu-ray クリック: 12回この商品を含むブログ (5件) を見る昨夜夜中2時頃までじっくり見ていた。やっぱりいいな…

欧米に派遣される中国企業の社員

Business in China and the West: A tale of two expats (The Economist) 意外な感じがする。欧米から中国に派遣されている社員は、おおむねエリート社員だ。経営が難しい上、市場が巨大であるため、出世コースと見なされている。そのため文化の違いという問…

Facebookについて

Social media: Is Facebook really worth $50 billion? (The Economist) あまり日本では存在感を感じることができないが、Facebookの時価総額は500億ドルにもなるらしい。先日、ゴールドマンサックスなどが同社に出資した際の評価額がその程度になる。500億…

TOSHIKI KADOMATSU Performance 2009 “NO TURNS” 2009.11.07 NHK HALL [Blu-ray]

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出会い系サイトの現状

Online dating: Love at first byte (The Economist) online dating sitesとはなんて訳すのだろうか。出会い系サイトというとなんかいかがわしい感じもする。この記事の題名はLove at first sight(一目惚れ)のパロディか。 出会い系サイトが一番繁盛するのは…

タイの現状

Thailand's red-shirt opposition: Beware the watermelons (The Economist) 追放されたタクシン首相の支持派(赤シャツ隊)と政府が対立しているタイ。警察や軍隊が強硬手段を用いて、赤シャツ隊によるデモを鎮圧しているのだが、皮肉なことに警察や軍隊の中…

角松敏生のブルーレイを購入。

TOSHIKI KADOMATSU PERFORMANCE 2006"PLAYER'S PRAYER"SPECIAL 2006.12.16 NAKANO SUNPLAZA (ASIN:B0011XTA0G) Citylights Dandy (ASIN:B003X0G8P0) 後者は同名のCDをわざわざ、音質を向上させてブルーレイに収録したもの。iPodのようなデジタルプレーヤーで…

ベネズエラの現状

Hugo Chavez's Venezuela: A coup against the constitution (The Economist) 昨年秋のベネズエラの国政選挙では、与党が過半数を維持したものの、野党が躍進を遂げた。今年になって当選した議員が国会にやってくるのを見越して、昨年秋から国会はなりふり構…