英国における酒の最低販売価格制度

Cheap booze: Getting (a wee bit) dearer | The Economist
英国では酒がもたらす健康被害が注目を集めている。そもそも英国における一人あたりの酒の消費量は低下傾向にある。イスラム系移民の増加もあり酒を飲まない人も多い。そのため飲む人だけ見れば消費量は増えているし、一気に大酒を飲む人も多い。酒があまりにも安い価格で販売されていることが原因の一つと見られており、昨年発足した連立政権も原価割れで販売することを禁止することを目指していた。結局、原価割れではなく、納税額以下で販売することを禁止することになり、ほとんど現状と変わりがないので効果があるのかどうか疑問視されている。ただ一度最低販売価格制度が導入されれば、引き上げることは比較的容易であることから、将来の動向に期待されている。