2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

米国の不良資産処理プログラム

America's toxic-asset plan : Dr Geithner's bank rehab (The Economist) ようやく米国政府は銀行が抱える不良資産を処理する計画を発表したが、まだ完全とは言い難い。連邦政府だけではなく民間資金も活用して不良資産を買い取るのが目玉だ。買い手にはか…

経済への国家関与を強めるドイツとフランス

The state and the economy: Germany : How to restart the engine? (The Economist)The state and the economy: France : Back in the driving seat (The Economist) ドイツとフランス、それぞれで政府が経済活動に積極的に介入しようとしている。ドイツで…

株屋とwide boys

Japanese stocks : Wide girls (The Economist) 日本の個人投資家が株式投資を積極化させているとの記事。なぜかThe Economistの記事では日本の個人投資家の総称としてMrs Watabaneと称することが多いような気がする。麻生首相が日本の証券会社(株屋)は信用…

米国は意外にもタックス・ヘイブンだった。

The G20 and tax : Haven hypocrisy (The Economist) タックスヘイブンを規制しようとする動きがG20でも議論される予定だ。銀行が顧客の氏名を外部に開示しないというのはスイスの伝統であった(最近では例外もあるが)。しかし匿名で会社を創設することができ…

散髪

生まれて1年以上、子どもの散髪をしていなかった。かなり髪の毛が伸びてしまったので女の子に間違われてしまう場合も多い。ということでようやく本日、初めての散髪をすることになった。残念ながら私は同行できなかったのだが、新宿の高島屋の中にある、子ど…

思考する言語 上―「ことばの意味」から人間性に迫る

思考する言語(上) 「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)作者: スティーブンピンカー,Steven Pinker,幾島幸子,桜内篤子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/03/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 83回この商品を含むブログ…

Nanoを発売したものの問題山積のTata Motors

The Tata Nano : The new people's car (The Economist) 昨年年初にTata MotorsはNanoを発表した。ようやく販売までにこぎ着けたのだが、発表当時とは市場環境が様変わりしている。公約である10万ルピーという価格はなんとか守ったものの、一番低価格のモデ…

ミシェル・オバマ

Lexington : The other Obama (The Economist) バラク・オバマが大統領に当選してからというもの、ミシェル・オバマのマスコミでの取り上げられ方はまるでセレブかタレントのようなものであった。鍛えられた腕やファッションばかりが話題になっている。ホワ…

ペンシルバニアでの炭鉱火災

Pennsylvania's burning mines : Fire in the hole (The Eocnomist) 炭鉱火災の鎮火は相当難しいようだ。何しろペンシルバニア州では36の炭坑で火災が進行している。もっとも古いものでは1915年からずっと火災が続いているというから半分呆れてしまうほどだ…

なぜか景気後退が出会い系サイトに追い風となる

The internet : Connecting up (The Economist) 最近、出会い系サイト(online-dating sites)の加入者が増加しているという。加入者が増えているだけではなく活動も盛んになっているようだ。原因としていくつか考えられている。景気悪化により、独身で暮らす…

世界的景気後退が最貧国に与える影響

The global crisis and the poor : The toxins trickle downward (The Economist) 先進国主導の資産バブルの経験を受けなかったので、最貧国では先進国発の景気後退の影響も少ないと当初は考えられていた。しかしこの見方はあまりにも楽観的すぎたことが判明…

ショッピングサイトにおけるユーザーレビューの重要性

Technology Quarterly : Monitor : Fair comment (The Economist) なかなか興味深い指摘。アマゾンを筆頭としてショッピングサイトではユーザーが自由にコメントを投稿できるようにしている場合が多い。悪いレビューは売上に逆効果なのではないかと心配する…

米国における地球温暖化対策

America and climate change : Sins of emission (The Economist) オバマ政権は積極的に地球温暖化対策を進めている。先日成立した景気刺激策でも二酸化炭素排出量を抑制するための様々なプロジェクトが含まれている。ただし、やはり温暖化対策の目玉は排出…

儲けすぎ批判高まる、ブラジルの銀行

Brazil's banks : Spread bets (The Economist) 景気後退時に利下げできるとは今までのブラジルではあり得ないことだった。インフレのため利下げするのが困難だったためだ。しかし利下げしても恩恵が消費者や企業に行き届いていないと批判の声が出ている。ブ…

今日購入した本

思考する言語 上―「ことばの意味」から人間性に迫る 思考する言語(上) 「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)作者: スティーブンピンカー,Steven Pinker,幾島幸子,桜内篤子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/03/26メディア: 単行本(ソフトカ…

失業問題にいかに対応するか

Unemployment : When jobs disappear (The Economist) 先進国、新興国を問わず近年類を見ないほどの失業が発生している。金融危機に端を発した景気後退であるため、雇用減少のスピードは急激であり、今後期待される景気回復局面でも雇用創出は非常に弱いもの…

大統領になっても選挙戦モードのオバマ大統領

Taking on Congress : Obama's standing army (The Economist) オバマ大統領は超党派で政治に取り組むと公約していたが、実際にはいまだに大統領選挙をやっているような状況にある。選挙戦で築き上げた多くの支持者の名簿を元に、自らの政策への支持を促す活…

輝きを失ったGE

General Electric : Losing its magic touch (The Economist) GEを取り巻く問題をコンパクトにまとめている。10年ぐらい前には世界最強のノンバンクとしてもてはやされていたのがGE Capitalだった。もともとはベンダーファイナンスを提供する子会社だったの…

住宅ローンと健康保険で身動きが取れない米国の労働者

Labour mobility : The road not taken (The Economist) 米国の労働者は、職のあるところに移住するという腰の軽さが大きな特徴であった。しかし今回の不況では二つの要因により労働者の移動が妨げられている。一つめが住宅ローンである。ローン残債が物件価…

NHKスペシャル 病の起源 第3集「腰痛〜それは二足歩行の宿命か?〜」

TV

たぶん昨年に録画したものだと思う。今頃見た。腰痛は二足歩行を始めた人類の宿命と考えられていたがそうではないことが分かった。狩猟採集生活を送っている人たちは腰痛とは無縁である。二足歩行が問題というよりもライフスタイルの変化が原因だったようだ…

ジンバブエの首相夫妻を襲った事故

The world this week : Politics this week (The Economist) ジンバブエのツァンギライ首相夫妻が乗った車が事故にあい、首相夫人が亡くなったとの事件があった。すぐにムガベ大統領の差し金かと連想したが、この記事では"Suggestions that there had been f…

爆笑問題のニッポンの教養「学校は何も教えてくれない?〜教育社会学・広田照幸〜」

TV

これも録画していたもの。明治時代の浪人生の日記が笑える。また戦前の田舎の不良の行動を紹介した新聞記事も面白い。ラブレターを出しただけ、またのぞき見をしただけで新聞で報道されてしまうのもかわいそうな話だが、行動自体は今も昔も大して変わってい…

プロフェッショナル 仕事の流儀「空を守る、不動の男〜航空管制官・堀井不二夫〜」

TV

録画したものを見た。航空管制官という職業はどうも国家公務員のようだ。空港自体は民営化されているような気がするのだけど、航空管制官という仕事は政府が担当しているようだ。業務の重要性を鑑みると当然かもしれない。航空管制官をシュミレーションする…

スイス当局によるスイスフラン売り介入

Buttonwood : Swissie fit (The Economist) バブルを経験しなかった(UBSを除く)にも関わらず、スイスも欧米のバブル崩壊の影響を大きく受けている。今年の経済成長率はマイナスとなることが予想されている。さらに悪いことにスイスフランは最強通貨と認識さ…

景気悪化で死刑廃止の機運が高まる米国

The death penalty : Saving lives and money (The Economist) 少し前に、米国の死刑制度に関するThe Economistの記事を紹介した。(http://d.hatena.ne.jp/ichiyu/20090306/p1) この記事もおおむね同じような内容。死刑には非常にお金がかかるので、景気悪化…

宇宙創成(下)

宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01/28メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 23回この商品を含むブログ (104件) を見る読了。掘り出し物の一冊だった。人類が天動説に始まりビッグバン理…

地元で生産された製品を愛用しよう

Business in Asia : The next Great Wall (The Economist) 中国など輸出国は、当然であるが、先進国での保護主義の高まりを懸念しており保護主義反対と声高に主張している。しかし当の中国でさえ、保護主義に傾いているという記事だ。バイ・アメリカン条項が…

Apple TVの発熱問題

PC

テレビ台の上に、Apple TVとBuffaloのLink Theaterの2台を設置していた。しかし赤ちゃんが引っ張ったりたたいたりするので、テレビ台の中に収納することにした。狭いテレビ台の中に、Apple TVを押し込めるとかなり熱くなることが分かった。押し込めなくても…

IN LOVE AGAIN TOUR 2008/古内東子

~15th Anniversary~IN LOVE AGAIN TOUR 2008 [DVD]出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント発売日: 2009/03/11メディア: DVD クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る今度はこのDVDを見た。この前見た椎名林檎のDVDと違い、こっちのDVDは…

企業間での物々交換の動き広まる

Business.view : Souped-up swap shops (The Economist) それほど意外ではないのだろうけど、不況の中で企業同士の物々交換が広まっているという。売上が低迷し不要な在庫を抱えている企業がある一方で、資金繰りが付かず仕入れが出来ない企業もあるためだ。…