NHKスペシャル 病の起源 第3集「腰痛〜それは二足歩行の宿命か?〜」

たぶん昨年に録画したものだと思う。今頃見た。腰痛は二足歩行を始めた人類の宿命と考えられていたがそうではないことが分かった。狩猟採集生活を送っている人たちは腰痛とは無縁である。二足歩行が問題というよりもライフスタイルの変化が原因だったようだ。特に農耕を始めたことが腰に大きな負担を与えることになった。長時間前にかがんだり無理な姿勢を続けるようになったためだ。さらには、文明が高度化しストレスが多くなると、それが腰痛にも大きな悪影響を与えるようになっている。驚くべき事に腰痛のうち原因が特定できるのは2割にも満たないという。心因性の腰痛というのもかなりあるようだ。
狩猟採集生活民には腰痛が無縁なのは、よく歩くからでもある。歩くことで椎間板の劣化を防ぐことができるので腰痛の予防にもなる。また歩くことはストレス緩和にも有効だ。歩くことに脳が集中するようになるのでそれ以外のことに振り向けられることが少なくなるためらしい。