プロフェッショナル 仕事の流儀「空を守る、不動の男〜航空管制官・堀井不二夫〜」

録画したものを見た。航空管制官という職業はどうも国家公務員のようだ。空港自体は民営化されているような気がするのだけど、航空管制官という仕事は政府が担当しているようだ。業務の重要性を鑑みると当然かもしれない。航空管制官をシュミレーションするゲームもあるぐらいだから(たとえばASIN:B000YW2HYQ)結構認知度は高い職業だろうと思うが、番組で見る仕事内容はなかなか神経をすり減らすようなハードなものだった。レーダーで複数の着陸予定機を一列に並ばせるという業務なんて、考慮しないといけない情報(風の強さ向き、高度、前方飛行機との距離、ヘリコプターなどの危険物、新たに登場する着陸予定機など)があまりにも多く、その間にも飛行機は高速で飛び続けるのだからもたもたしている時間もなく、高速に並列で情報を処理することが求められる。わざわざ人間がやらなくてもコンピュータで代行できるのではないかという気もするのだけど、あえて人間がやっているということからしてコンピュータにはできない事情があるのかもしれない。
管制官が指示するとおとなしくパイロットが従ってくれるというのも意外な感じだった。従うことが義務づけられているのだろうか。パイロットも自分の意見を主張してくるのだろうと思ったが、自分勝手に変更することは出来ないように見えた。