景気が良くなくとも不景気はやってくる

Economics focus : The teetotallers' hangover (The Economist)
米国やイギリスのように借金して消費していた国にとっては不景気も納得がゆく。二日酔いみたいなものだとあきらめもつくからだ。しかし日本やドイツのように貯蓄に励み消費を抑制し経常黒字を積み上げた国にとっても同じように不景気に直面するのは不可解に映る。まるで酒を飲まないのに二日酔いになるようなものだ。結局、ドイツや日本は国内の需要が乏しいので外国の需要に依存していたにすぎない。米国や英国が海外からの資金に依存しないように経済構造を改革しなくてはいけないのと同じく、日本やドイツも海外の需要に依存する体質を改める必要がある。
日本が輸出依存の体質であり改めないといけないとの論調は最近のThe Economistでは目立つような気がする。
Shrinking giantJapan's economy : A tunnel, no lightなどがそうだ。