ITで大手に対抗する日本の零細小売業者

The changing face of Japanese retailing: The co-op strikes back | The Economist
The Economistでは日本のサービス業(小売りを含む)の生産性が低いと幾度も指摘している。生産性を引き上げるために規制緩和を通じて競争を高めろ、とも何度も言っているような気がする。この記事が興味深かったのは、まさに生産性が低いと指摘されている零細小売業者がITで競争力を高めようとしているためだ。記事のタイトルを見ると生協の話題かと勘違いしたが、全日本食品という零細小売業者にとっての卸問屋を紹介している。ITを活用して競争力を高めた小売企業の代表が英国のTescoだが、同社を参考に大手企業に対抗する戦略を考えたというのが面白い。Tescoは英国では零細小売業者を破壊したと批判されているだけに、全日本食品は日本において逆の展開を考えているわけだ。