ゲイで景気回復

Gay marriage stimulus (The Economist)
米国では、西部の方が女性に参政権を与えるという点では東部と比較して進んでいたようだ。この原因というのがなかなか興味深く、西部には女性が少なかったという事情があったためであるとも考えられる。女性の権利拡大を通じて、女性を西部に移住させることが出来れば、既存の有権者(男性が多い)も喜ぶし、人口が増えることは州に昇格する上でも有利に働いたのだ。現在を見ると当時の女性に相当するのが同性愛者とも言える。同性愛の権利拡大を進めることで同性愛者の移住が進めば景気も良くなるのではないかと考えられる。同性愛者のほうが高学歴で専門職に就いている場合が多く、したがって所得も多い。受け入れる州にとっては悪くない人材である。ただ州や地方自治体主導による権利拡大だけで、西海岸に住むゲイが大量にやってくるのかどうかは疑問でもある。様々な環境やインフラという問題もあるだろう。

http://economix.blogs.nytimes.com/2009/04/21/minority-rules-sex-ratios-and-suffrage/