How to really scare China (The Economist)
デフレに対抗するためにはマイナス金利を実施すれば良いと聞くが、なかなか難しい。マイナスの金利しか提供しないのに銀行に預ける人はいないだろう。この前のR25では池田信夫氏は資金決済などで利用するからマイナス金利でも銀行に預ける人はいるのではないかと述べていたが。このエントリーではマンキュー教授が、面白いアイデアを出している。毎年一桁の番号を選び、紙幣に印刷された番号の最後がその数値である場合は当該紙幣は単なる紙くずと見なすようにすればよいという。そうすれば現金をタンス預金した場合にはマイナス10%のリターンが予想されるので、マイナス10%までの金利なら銀行預金に預ける人も出てくるだろうという。もしマイナスの金利しか付かないのであれば消費した方がましと考えてくれるなら願ったりかなったりである。景気回復に結びつくのだから。しかしこの方法には大きな問題がある。為替を管理しない限り、ドルがユーロや円に流出してしまうからだ。という訳で実現性はかなり低いアイデアということになる。
