新聞業界にはまだ希望がある

Newspapers : Well in the red but still well read (The Economist)
新聞業界の苦境が続いている。オバマ大統領の就任では特別号を買い求める読者で売上は増えたものの、一時的なものにすぎない。経営不振に陥る新聞社が倒産したり、資産家に援助を求めるという動きもある。ネット広告の普及により費用対効果の測定が難しい新聞広告のニーズがどんどん低下していくことは避けられないとの見方もあるが、新聞の読者数という点ではまだまだ希望の光がある。プリント版で読む読者は減少してもオンラインで読む読者が増えているためだ。コンテンツ自体を求める顧客層はまだ健在であることを示している。問題はこの顧客層からどうやってお金を引き出すかという点にある。有料サイトというアイデアはほとんどの新聞社で放棄している。ただオンラインのみで提供するとなると新聞社のコストもかなり削減できるので利益を出すという点だけ見るとそれほど大きな売上が必要になるという訳でもなさそうだ。

表現:
sugar-daddy (子どもを甘やかす甘い父親? 金は出すけど編集方針には口を出さない投資家といった感じか?)
beggars cannot be choosers (助けを求める人は選り好みをしていられない)