従業員を解雇することに対するリスクが高まっており、経営者は問題社員であっても解雇するように躊躇するようになっている。解雇しても差別に基づくものだと訴えられる可能性もあるし、内部告発や不平不満を漏らしたために、報復として解雇されたと訴えられ…

欧米のプライベート・エクイティファンドが高い経済成長率に惹かれて中国やインド市場に進出している。しかしこれらのファンドが得意としている大規模な買収は政治的な反発や同族企業が多いこともあり、なかなかうまくいかない。そのため戦略を変換しつつあ…

アラブ系の俳優にとって、テロリストをテーマにした映画に出演すべきかどうかは悩ましい問題だ。同時多発テロを受けて、米国ではテロリストを取り上げた映画が多く制作されるようになった。しかしこのような役を受ける俳優は、悪いイメージで見られるという…

英国では独身最後のバチェラーパーティーはどんちゃん騒ぎをすることで有名だ。海外にまで旅行してパーティーを行うことも多い。アムステルダムやバルセロナなどが人気だ。最近では東欧諸国がEUに加盟したことや、格安航空チケットが入手可能になったことを…

フィリピンの今年の経済成長率は6%以上になると予想されている。昨年よりも高い成長率であり、長年の景気低迷を抜け出しつつある。しかし外国人投資家にとっては、どのセクターに投資すべきか判断しにくいのがフィリピンでもある。普通なら、経済成長の恩恵…

大学の入学願書には、エッセイやどんな課外活動などを記入する。これらに記載されたものが事実なのかチェックすることは今までは行われていなかった。しかし最近では不正が目立つようになったために、大学でもチェック体制を強化している。ランダムに抽出し…

.mobiという携帯電話からのアクセスに特化したサイト用のドメインが登場した。すでに多くが登録されている。今までは携帯電話用のサイトを作るのは時間とお金がかかり、大企業中心だったのだが、最近は.mobiとサイト構築ツールの登場により、零細企業でも簡…

オーストラリアのマッコーレ銀行は、インフラのM&Aというニッチで急成長している。同社は世界中で多くのインフラ設備を買収している。同社のビジネスモデルは銀行本体で買収を行い、その資産を自社が運営するファンドに転売するというものだ。この過程で同社…

分裂気味となっている中国株式市場の見方。政府による資本規制などもあり、外国人が売買を行う中国株と中国人が投資を行う中国株では株価の動きが大きく異なっている。前者は海外市場に上場する中国株が該当するが、これらの株は今年になって下落している一…

長い間、バランスシートの修復にいそしんでいたのが日本企業だ。しかし最近は成長のために積極的に投資を行うようになってきた。資金の調達先として株式市場を活用するケースも目立っている。今のところ、今年のエクイティファイナンスのペースは昨年よりは…

中国の石油会社であるCnoocは金曜日、株主総会を開き、同社の現預金の一部を親会社であるChina National Offshore Oil Corpの金融子会社に預けるという議題に株主の同意を求める予定だ。このような行為は親会社に支配されていることが多い、中国の上場企業で…

マザーボードメーカーを取り巻く環境は厳しい。そこで昨年夏にAsustekとGigagyteは合弁事業を行うことを発表したのだが、先日それが破談となったことを発表した。この発表によりマザーボード業界での競争は一層悪化するとの見方が広まり、Asustekの株価は下…

BlackstoneがIPOを行うことで、プライベート・エクイティファンドの運用会社である同社は一層投資銀行に近づくことになる。すでに同社は M&Aの助言業務を行っているほか、ヘッジファンドの運用も手がけている。株式を公開することによって、今までのように業…

スタバでコーヒーを買う会社員は多い。短時間とはいえコーヒーを買うためだけに社外に出るわけだから生産性も悪化する。そう考えた会社の中には、今まで社内に設置していたコーヒーマシンを入れ替えてスタバのようなグルメコーヒーを作ることができるマシン…

米国の企業経営者の間で、子供に中国語を教える人が増加している。中国経済の急成長を見て、これからは中国語が必要だと実感しているためだ。しかし中国語はマスターするのに難しく、米国においてはあまり使う機会もない。そのため子供にとっては中国語を学…

レイアウトを少し変更してみた。過去のダイアリーも順次変更したい。水関連株は世界的にも上昇基調にある。しかしアジアではまだ魅力ある株が残っているとアナリスト達は指摘している。アジアでは特に水危機が強まっており、政府による投資も増加しているの…

ETFは個人投資家を中心に人気を集めており、投資信託と比較するとまだまだ残高は少ないものの急成長を遂げている。ETFは投資信託と異なり、市場でリアルタイムで価格が変動しいつでも売買できるのが利点だ。しかも空売りもできる。そのためヘッジファンドな…

最近ここに載せていなかった。WSJが発行される日はかならず、Heard in AsiaとHeard on the Streetを読んで要約するようにしている。中国の自動車市場は急成長を見せている。多くの国内メーカーの業績も拡大中だ。そんな中、今後の投資資金を調達するために、…

世界的に製鉄業界では、80年代の石油業界のように世界的なM&Aが加速している。そんな中で韓国最大の製鉄企業であるPoscoが攻守両方の戦略を見せている。守りとしては敵対買収に対抗できるように、新日鐵との株式持ち合いを進めている。攻めとしては、買収を…

ウォーレン・バフェットも投資しているのが、中国の石油会社であるPetroChinaだ。同社の時価総額は世界の石油会社の中でも第4位に入る。しかし同社の将来を不安視する声も出てきた。石油業界全般に言えることだが、原油価格が下落する中、コストが増加してい…

香港株式市場を運営するHong Kong Exchanges & Clearing(HKEx)の株価はハンセン指数を上回る勢いで上昇している。というのも、中国本土の企業が大挙して香港市場でIPOを行い、出来高も急増しているためだ。しかし中国政府は、国内株式市場の育成のために、本…

ヘッジファンドがウラニウムへの投資を強めている。原油高を受けて、原子力発電への関心が高まる中、ウラニウム不足が深刻化していると考えているためだ。ただし、ウラニウムでは先物市場は存在しない。またテロリストへ流出することを恐れて、認可された場…

火曜日の株式市場の下落は多くの投資家にダメージを与えたが、幾人かのファンドマネージャーは時流に逆らったポジションを持っていたことが功を奏し、利益を上げている。LTCMを率いていたメリウェザー氏の新しいファンドでは、円高・米国債上昇に賭けていた…

翻訳ソフトを購入しようかと考えている。3000ワード以上の長文だとさすがに読むのが疲れる。逆に短い英文を翻訳ソフトで訳したら逆に理解するのに時間がかかるようだ。 アカデミー賞で思い出したが、過去にWSJで面白い記事が掲載されていた。参照：http://d.…

DRAMの売上では世界第2位のHynix Semiconductorは、他の半導体メーカーと同じように株価が下落している。というのも今年になって予想以上にDRAMやフラッシュメモリーの価格が下落しているためだ。ただ、アナリストはHynixに対しては強気姿勢を維持している。…

中国では、法人税の改革が進められようとしている。正確な内容はまだ不明だが、今度の国会で成立すると見られている。改革の内容は、様々な控除項目を排除して、現在よりも低い25%の税率に統一するというものだ。この改革は成立していないにもかかわらず、す…

トヨタが自社のやり方を明文化したのはごく最近のことである。それまでは工場の作業現場を通じていわゆるトヨタウェイが世代間で伝承されていった。しかし多くの社員が外国人となった現在では、このような方法ではトヨタウェイを教えることはできない。その…

著名投資家のカール・アイカーンが、モトローラの株式を大量に取得した。取締役の座席を求めている。同氏が主張しているのは同社が多額の現預金を抱えているのは不効率であるという点だ。これらの資金は株式買い戻しなどを通じて投資家に返すべきとしている…

来週、日本の昨年第四四半期のGDPが発表される。予想では3.9%という高成長となっている。このような高い成長率が実現すると日銀による利上げが実現し、円高につながる可能性もある。しかし第四四半期のGDPが高い水準になったとしても、これは第三四半期があ…

大手製薬会社は多くの新薬を研究している。しかし必ずしも成功する訳ではない。そのため魅力的でなければ研究プロジェクトを放棄してしまうことも多い。しかし放棄されたからと言って必ずしも、これらのプロジェクトにまったく魅力がないのかといえばそうで…