はてなスター

ウェブサービスを公開するということは、子供を産むようなものではないかという気がする。生んでしまったら最後、子供は別の人格を持つ存在として別の道を歩んでゆくことになる。親(開発者)は多少は影響力を行使できるのかもしれないが、限界があるし細部にわたってコントロールすることは不可能だろう。確かに子供と異なり、開発者はサービスを止める(殺す)ことはできるかもしれないが、この場合でさえ、ユーザーの圧力に逆らうことはなかなか難しい。
ウェブサービスに限らず、ソフトウェア、広く言えば道具すべてが該当するのかもしれない。そこではてなスターだが、どんな風に使われていくのかあまりよく分からない。はてなブックマーク登場の際にも同じような印象を受けたような気がする。1年後には予想もしなかったようなスタイルで利用されていることだけは間違いないだろう。リリース当初にどんなふうに成長するのかはっきり予想できてしまうようなサービスは逆に魅力に欠けるということになるのかもしれない。