腎移植について

数年前に子どもが腎不全になり、しばらく腹膜透析という治療を行っていたが、先日私の腎臓(左)を移植した。

 

母親と異なり、父親は子どもとの肉体的なつながりは感じにくいが、自分の腎臓が子供に入っているというのはなんとも不思議な気分だ。腎臓を摘出してまだそれほど時間はたっていないが、傷口の痛みをのぞけば体調はほとんど変わりない。血液検査(クレアチニン)はだいぶ悪化しているのはやむをえない。次回の会社の健康診断では再検査の警告が出るのは必至だろう。

 

手術自体は、ドナーの場合は数時間程度、入院から退院までも5日程度というスピードだ。帝王切開の出産でももう少し長く入院するのではないか。ただ手術に至るまでの検査がかなり多く(精神科医の診断まである)、これが大変だった。コロナ騒ぎで在宅勤務になり労働時間がフレキシブルになったおかげもあり、それほど仕事に影響はなかったのが不幸中の幸いである。逆にコロナにより、PCR検査を受けたり病院内での自由が制限されたりというデメリットも山のようにあるのだが。