Human Planet 1

今度はようやくHuman Planetを見る。このBBCの番組は、人間が様々な自然環境のもとでどのように生きているのかを紹介している。一番最初のエピソードは海で生きる人たちがテーマである。いろんな国の人が登場するが、フィリピンの漁師が一番印象に残る。極めて危険な仕事だ。小さなチューブから送り込まれてくる空気だけを頼りに海の中に潜り魚を捕まえている。よく見るとチューブには穴が空いていて空気が漏れているのが分かる。しかも何十人も漁師が同時に潜って作業するのでチューブが絡まってしまう危険性もある。長時間潜っていると、体内に窒素が溜まり、関節に泡ができて苦痛をもたらすという。実際、死者も多いようだ。危険なのに船の中には医療用の道具もほとんどないように見える。これだけ危険な仕事をしても1週間で数十ドルしか稼げない。なぜそんなチューブのみに頼って潜るのか、説明はされていなかったが、酸素ボンベを買うだけのお金がないからだろうなという気がする。

ナレーションはアッテンボローではない。同じような声なのでそうなのかなと思ったが違っていた。