CBSドキュメント20070920

いずれも古いレポートだ。URL中に日付が入っており、たぶん放送日だと思われる。

  • Mafia Cops? この前のCBSドキュメントで紹介されていたが、服役中のマフィアのボスが、現職警官に金を渡して仕事をさせていたというレポートがあった。名指しされた警察官は、無実を主張しているが、結局有罪になったらしい。ただ決着がついたわけではなくまだ裁判は続いているようだ。レポートを見ている限りでは、警察官が不正行為(マフィアに敵対勢力の情報を横流ししたり、マフィアのボスの意を受けてライバルを殺害したことなど)を行っているというには説得力が欠けているような気もした。確かにうさんくさいところはたくさんあるのだが。
  • The Desperate Journey 中米から、仕事を求めて北へ向かう列車に乗る若者達。貨物列車にぶら下がって、九州から北海道に匹敵する距離を旅行するのだ。それも仕事を得るためである。もちろんこの旅には危険が満載で、睡魔に襲われて転落し足を失う人もいるぐらいだ。それでもこの旅を思いとどまらせることにはならないようだ。それほどコスタリカあたりの貧困はひどいらしく、空腹を紛らわせるために接着剤を吸っているほどだ。女性の場合は売春で生計を立てる。コスタリカでは売春は合法らしいが18歳以下の場合は違法となる。ただ買春ツアーでやってくる米国人は若い女性が好みなので堂々と違法行為が行われている。
  • Saved From Senility 今日のレポートの中でも一番面白かった。認知症と診断される人の1割程度が誤診らしい。NPH(正常圧水頭症)という病気は認知症と間違われやすいが、認知症と異なり1時間にも満たない手術で治療することができるという。NPHは髄液が脳に過剰に溜まってしまうことで、脳が圧迫され機能障害を引き起こすらしい。脳に対してCTスキャンMRIを行うことで診断が可能と言うが、米国では保険制度の問題もあり、日本で検査するよりも一桁高い料金になってしまう。数十万円かかるのであれば、なかなか検査を受けようとはしないだろうなという気がする。