ガイアの夜明け「真のベンチャー像とは?ライブドアショック後ベンチャーは今」

溜まっている録画をかなり片付けた。ライブドア事件を受けて、学生のベンチャーへのイメージもかなり悪化しているようだ。金のためならなんでもやるといった印象を持つ学生も多い。粉飾決算にまで手を染めるようなベンチャーがそれほど多いとは思えないのだが、マスコミの報道姿勢も大きな影響を与えているのかもしれない。
そんな中、社会起業家への関心も高まっている。このレポートでは、病児保育を手がけるNPO法人フローレンスという団体を紹介している。初耳だったが、病気の子供は託児所では預かってくれないそうだ。病気の子供を預かるのは手間もかかるし、万が一の場合のリスクもある。経営的に厳しいという理由があるようだ。しかし子供は病気になりやすいし、病気になるたびに母親(父親)が会社を休むのはなかなか難しいだろう。女性の社会進出にも大きな障害になる。この問題を解決すべく生まれたのがフローレンスというNPO法人だ。社会を変革するツールとしての企業というイメージにぴったり当てはまる。

番組の構成があまりよくない。社会起業家団塊世代の起業という二つの流れを一本にまとめようとしたのがまずかったのかもしれない。それぞれ一つずつ、別のレポートにしたほうが良かったのではないかと感じた。

団塊の世代の起業の例として、バイク技術研究所という会社も紹介している。超軽量の折りたたみ式自転車を手がける会社だが、YS-11という製品名はSEO的にはあまり良くなかったかもしれない。検索しても飛行機のYS-11ばかり出てくる。自転車がヒットすればYS-11と言えば飛行機ではなく自転車ということになるのだろうけど。