日本で大昔に生まれたすり身は米国でも人気を集めている。寿司の普及や健康志向が広まったことが人気を後押ししている。しかしすり身メーカーにとっての問題は食品表示のラベルにあった。今まではimitationという文字を入れる必要があったのだ。かにに似せたすり身(かにかま?)の場合はimitation crabといった具合である。このimitationという言葉が商品に対するイメージを悪化させていると業界は考えていた。FDAへの陳情の成果もあり、imitationという単語を食品表示から外すことに成功した。しかし漁師などは imitationという言葉が外れることで、本物と区別が付かなくなる消費者が増え、本物のかになどの売り上げが減少するのではないかとの懸念も持っているようだ。
What's in a Name: Crabless Crab Legs No Longer Imitation
(WSJ)(2006/12/13)(A-hed)(1,021 words)(Rating:4)
Readability: fog=13.67 flesch=50.92 kincaid=10.25
imitation (16.29) fda (15.75) trident (15.25) crab (13.64) seafood (13.28) paste (12.93)
(WSJ)(2006/12/13)(A-hed)(1,021 words)(Rating:4)
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imitation (16.29) fda (15.75) trident (15.25) crab (13.64) seafood (13.28) paste (12.93)
アナリストがカバーしてくれないような小さな企業では、お金を支払ってまでアナリストレポートを作成してもらっている。この手のレポートには議論が多い。会社からお金をもらっていて、独立した意見を表明できるのかという声も多い。一方では格付機関が発行体からお金をもらって格付けを行っているのと変わらないという声もある。アナリスト予想を集計して業績予想の平均を算出している会社(reuterやthomson、Bloombergなど)は、会社からお金をもらって作成されたアナリストレポートは集計の対象外にすることも多い。ただレポート自体は読めるようにしている。問題なのが、Yahoo! Financeなどで業績予想を提供している場合だ。会社からお金をもらって作成されたアナリストレポートの業績予想も表示されており、この予想が会社からお金をもらって作成されたレポートのものであることが明記されていないのだ。
Tracking the Numbers : In Quiet Niche, Paid-For Stock Research Persists
(WSJ)(2006/12/13)(Finance)(931 words)(Rating:4)
Readability: fog=14.03 flesch=39.73 kincaid=12.04
paid-for (33.59) qiao (19.85) financial-data (18.39) dutton (16.83) xing (15.82) firms (12.47)
(WSJ)(2006/12/13)(Finance)(931 words)(Rating:4)
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マイクロソフトのiPod対抗機であるZuneが発売された。当初の売れ行きはよかったものの、すぐに減速している。iPodから離れたユーザーを獲得しているものの、ユーザー数が少ないために、Zuneのセールスポイントである無線による楽曲交換の機能がなかなか楽しめない状況だ。マイクロソフトは Zuneは10年計画で進めているとしている。ユーザーにとってはiPodからZuneに楽曲を移行するのは手間がかかるという点が、Zuneの移行を難しくしている。
How the Zune Is Faring So Far With Consumers
(WSJ)(2006/12/12)(TMT)(1,105 words)(Rating:4)
Readability: fog=12.10 flesch=53.38 kincaid=9.61
ipod (21.92) anjali (15.99) guth (13.82) itunes (12.55) timm (12.48) krebs (11.19)
(WSJ)(2006/12/12)(TMT)(1,105 words)(Rating:4)
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ipod (21.92) anjali (15.99) guth (13.82) itunes (12.55) timm (12.48) krebs (11.19)
航空株が急上昇している。業界再編への期待が高まっている。再編が進むと供給能力が削減され、運賃の引き上げが可能になる一方で、管理コストの削減も期待できる。市場では次の買収候補はどこかと憶測が流れている。現在はUALとContinentalが合併する可能性が浮上している。加えて、先月にはUS AirwaysがDeltaに敵対買収を仕掛けるというニュースもあった。買収する側の株価さえ上昇するというのが熱気の高さを示している。M&Aの動きは米国に限らず、豪州でもカンタス航空の買収が見られた。ただContinentalやDeltaは両方とも破産法申請の下で営業しており、株式も最終的には無価値になる可能性もある。そのため現時点で両社の株式に投資するのはきわめてリスクが高い。また航空会社のM&Aは非常に問題が多いことでも有名だ。予想通りのシナジー効果が実現できるケースは少ないのが現状である。
The Jumbo Airline-Stock Rally
(WSJ)(2006/12/14)(Heard on the Street)(903 words)(Rating:4)
Readability: fog=12.03 flesch=46.25 kincaid=10.13
trottman (16.49) corridore (15.60) airline (10.88) acquirers (10.07) melanie (9.95) airways (9.50)
(WSJ)(2006/12/14)(Heard on the Street)(903 words)(Rating:4)
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trottman (16.49) corridore (15.60) airline (10.88) acquirers (10.07) melanie (9.95) airways (9.50)
インターネット広告の世界では最先端を走っているのが、意外なことに英国である。英国の広告市場に占めるネット広告の比率は米国を上回る。背景には国営放送であるBBCの存在がある。BBCには広告がないので、英国の広告市場にはそもそもテレビ広告の規模自体が小さい。テレビ以外のメディアの広告がネットに流出している。またブロードバンドの普及率も英国は高水準であり、ネットを見る時間も長時間で、ネットショッピングも普及している。さらには英国は同質性の高い社会であるために広告主にとっては非常に魅力的だ。
Internet advertising | Adland's test tube | Economist.com
(The Economist)(2006/12/13)(TMT)(954 words)(Rating:4)
Readability: fog=17.92 flesch=28.79 kincaid=15.33
bskyb's (15.02) advertising (12.80) consumer-goods (12.74) handset-maker (10.62) bskyb (9.70) britain (9.39)
英国が最先端とは意外だった。(The Economist)(2006/12/13)(TMT)(954 words)(Rating:4)
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bskyb's (15.02) advertising (12.80) consumer-goods (12.74) handset-maker (10.62) bskyb (9.70) britain (9.39)
HIV感染の男女比を見ると、女性に大きく傾いている。サハラ砂漠以南の若い男女の感染を見ると7割以上が女性だ。生物学的に見て女性が感染しやすいという特徴もあるが、性行動における問題もある。男性の許可を必要とせずにHIV感染を防ぐ方法としてウイルスを殺す薬物を膣の中に入れるという方法があるが、薬物が流出するので長時間は使えない。そこで研究が進められているのが、薬物を固形状にして膣に入れておき、必要時に液状に変化するというものだ。気温の変化や膣内部の酸性度によって形状が変化するという。まだまだ人体での実験は行われておらず実用には時間がかかる。
AIDS | The incredible melting condom | Economist.com
(The Economist)(2006/12/13)(Health Care)(656 words)(Rating:4)
Readability: fog=12.87 flesch=48.07 kincaid=10.63
polymer (16.29) microbicides (14.04) kiser (13.46) condom (12.17) vaginal (11.39)
見出しは溶けるコンドームとあるが、実際は違うようだ。(The Economist)(2006/12/13)(Health Care)(656 words)(Rating:4)
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妊婦に対して性器ヘルペスの診断を行うように呼びかけている医者の話題。背後にはヘルペスに対する薬品を生産しているGlaxoSmithKlineの存在がある。同社が、この医者の講演に対して資金を提供している。妊婦が性器ヘルペスに感染していると胎児に障害をもたらす可能性があるというのがこの医者の主張だが、必ずしも専門家の意見は一致している訳ではない。感染していても胎児には影響は少ないといった意見や、薬を服用する副作用のほうが心配と指摘する声も多い。この医師は医師に義務づけられている生涯教育の一環として他の医師達に講演しているが、この手の講演は、薬品メーカーにとっても新しいセールス方法となりつつある。MRを病院に送り込んで営業するよりも、名の通った医師に講演させるほうが影響力は高いためだ。
Drug Firm's Cash Sways Debate Over Test for Pregnant Women
(WSJ)(2006/12/13)(Health Care)(2,288 words)(Rating:4)
Readability: fog=13.43 flesch=42.46 kincaid=11.66
herpes (44.46) glaxo (26.77) valtrex (26.26) cme (19.73) pregnant (17.40) neonatal (16.83)
(WSJ)(2006/12/13)(Health Care)(2,288 words)(Rating:4)
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herpes (44.46) glaxo (26.77) valtrex (26.26) cme (19.73) pregnant (17.40) neonatal (16.83)
株式市場のインデックスを作るにあたって、今までは時価総額ベースのものが多かったが、ファンダメンタルズに着目したインデックスが登場している。しかしファンダメンタルズをベースにしたインデックスに対しては批判の声も多い。ファンダメンタルズといっても様々なものがあり(売上や利益、キャッシュフロー、配当など)、どれを使うのか決めるのが困難であるためだ。配当のみに着目したインデックスを作ると、無配当株は除外されることになる。またファンダメンタルをベースにしたインデックスに連動したファンドを作ると、運用コストが増加してしまうとの問題も指摘されている。ファンダメンタルズベースのインデックスは結局、形を変えたバリュー株投資に他ならないとも考えられる。
Buttonwood | Weights and measures | Economist.com
(The Economist)(2006/12/13)(Finance)(758 words)(Rating:4)
Readability: fog=15.56 flesch=36.75 kincaid=13.07
indices (20.19) stockmarket (15.99) arnott (13.06) malkiel (12.08) fundamental (11.17) sector-based (10.62)
WSJでもこの話題を読んだことがあるな。(The Economist)(2006/12/13)(Finance)(758 words)(Rating:4)
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indices (20.19) stockmarket (15.99) arnott (13.06) malkiel (12.08) fundamental (11.17) sector-based (10.62)
今日の朝、The Economistのサイトを見ると最新号がすでにアップされていた。いつも金曜日の朝に最新号をチェックしていたような気がするのだが、スケジュールが変更になったのだろうか。それともクリスマス前の特別スケジュールか。
WSJとThe Economistの記事で違いを感じるのが、どこまで具体例を紹介するのかという点だ。WSJの場合はある個人・会社に焦点を当てて記事を展開してゆき、そこから抽象化した結論を導き出す。一方でThe Economistの場合は最初から抽象的な話題になっているような気がする。WSJの場合は分量は長くても要約すると(具体例を省くということ)短くなってしまうように感じられる。