東京国立近代美術館

妻と一緒に東京国立近代美術館に行ってきた。特に目当ての作品があるわけではなく、美術館に行くのが目的だったので何を展示しているのかさえ知らなかった。行ってみると、「モダン・パラダイス」という特別展があった。ただ特別展を見るには特別料金が必要になる。せっかくなので1300円払って見ることにした。
何がテーマなのかよく分からないのだが、大原美術館の展示物を一緒に並べているというのが大きな目玉なのかもしれない。結構お客が多く、有料の音声ガイドの機械(でかい携帯電話みたいなもの)を借りている人も目立った。ガムをかみながら見ていると注意されてしまった。ガムをかむのはだめらしい。妻は作品に近づきすぎて(作品の前に白線が引いてあったのだ)、これまた注意される。
大原美術館は名前からして京都の美術館だと思っていたのだが、本当は倉敷にある。大原は地名ではなく人名だった。
多くの作品をどのように展示するのか、これは一種の編集なのだなと感じた。作品そのものと同じぐらいセンスが問われるのかもしれない。
2階に上がって、常設展も見る。特別展のチケットには常設展のチケットもついてくるのだ。特別展と異なり、常設展は人も少なく美術館に来たという感じがした。シンとした白い会場で作品を眺めるのは非日常的な体験だ。シュールな作品もあり頭が痛くなったりもしたが。

2階にはレストランもあるが、行列ができていたので素通り。1階にはミュージアムショップがあった。ニューヨークの近代美術館(MOMA)にも同じようなショップがあったことを思い出した。あのときはいくつか欲しいポスターがあったのだが、日本に持って帰るのが大変だろうと思いあきらめたのだった。