今週のThe Economist

予想よりも早く水曜日に年末最後のThe Economistがリリース。恒例の特別増刊号で、いつもとは異なるエッセイが多数掲載されている。デジタル版とプリント版両方契約しているので、ほとんど読まないにも関わらずプリント版が毎週届く。定期的に処分するのだが、クリスマス増刊号だけはとりあえず保存している。


New lift technology is reshaping cities
エレベーター、英語ではリフトと呼ぶが、これがいかに都市を変貌させてきて、これからも新しいエレベーター技術がどのように都市を変貌させるのかという記事。今ではタワーマンションの価格で分かるように高い場所のほうが価格は高いが、エレベーター登場前は階段を歩くのが面倒なので、低いフロアのほうが価値が高く、上階には召使などが住んでいたらしい。現在のエレベーターは鋼鉄のケーブルで上昇させたり降下させるので、ケーブル自体の重さが制約条件になっているという。そのためエレベーターで上昇できる高さには制限がある。世界で最も高いビルでも、直通エレベーターはなく、途中で乗り換えないといけない。リニア新幹線と同じ技術を使ったエレベーターが開発されており、これだと、ケーブルではなくレールの上を移動するので、ケーブルの重さという制約はなくなる。しかも電車のようにレールを分岐できるので追い越しも行えたり、上下だけではなく、横への移動も可能になるというから、ビル内部の移動だけではなく公共交通機関的なものになっていく可能性もある。