サブプライムモーゲージについて

Subprime borrowing and innumeracy :The fear of all sums (The Economist)
数に強いか否かで、同じようにサブプライムモーゲージで借金していても返済動向に大きな差が出るという研究が発表されている。最初この記事を少し読んだときには、数に強い方がそもそも所得自体が多いのではないかと思ったのだが、所得水準を調整した後の研究であった。興味深いことに、数に強くても弱くてもどのようなモーゲージを借りるかという点では違いがない。つまりローンを組んだ時点では差はなかった。差が生じたのは毎月の返済が始まってからになる。数に強いほうが支出の管理ができるために、所得が落ち込んだときに余裕資金を持っている可能性が高く、そのため返済を続けることができるということらしい。