ガイアの夜明け「有機野菜が安くなる!?生産と流通が今変わる」

録画しておいたものを見る。有機野菜ときくとなにやらうさんくさい感じがしてしまう。本当に農薬を使っていないのか消費者にとっては確かめようもない。しかし食の安全への不信感が広がる中で、有機野菜の販売も増えているようだ。ただ農薬を使わないので病気に弱く生産量が安定しないという問題もある。そのため価格は高くなるが、一方で農家にとっては作業量が増えるのですこしぐらい高い価格でも生産を増やそうという動機にはならないようだ。
生物農薬というテクノロジーを紹介していた。納豆菌の一種をあらかじめ栽培中の野菜に散布しておくことで病原菌の予防に役立てようとするものだ。化学農薬ではないので、微生物農薬を使っても有機栽培と認められることや病原菌に耐性ができないというメリットがある。長期間使用されたわけではないので、長い目で見ると農産物や人体にどんな影響が出るのかはまったく分からないが。どんな技術を用いても、農業は人間による環境破壊である側面は無くなりそうもない。