米国の不動産市況が悪化する中、住宅ローンの返済が滞り、銀行に差し押さえられてしまう物件も増加している。特に近年、低所得者に対しても住宅ローンを積極的に売り込んでいただけに、このような債務者の破綻も勢いを増している。抵当流れになった物件は、競売にかけられるのだが、投資家の関心を集めるのはなかなか難しい。統計によると全米で今年だけでも3800以上の物件が1000ドル以下で落札されている。場合によっては10ドルとか500ドルといったきわめて低い価格で落札されることもある。しかし安いからといって儲かるわけではない。このような低価格で落札される物件はデトロイトやピッツバーグなどといった不況で苦しんでいる地域が多く、周辺環境も犯罪や質の悪い学校といった問題を抱えているためだ。賃貸に出して収入を得るにも、リニューアルする必要があるし、それには何万ドルもの資金が必要になる。銀行としては抵抗流れの物件を抱えておいても、維持コストがかかるので低価格でも売却してしまうようだ。
You Can Buy a House For $1,000 Today, But You'll Pay a Price
(WSJ)(2006/12/02)(A-hed)(1,310 words)(Rating:4)
Readability: fog=11.66 flesch=53.53 kincaid=9.57
keybank (20.65) foreclosed (18.03) foreclosure (16.69) hagerty (14.59) subprime (14.57) peabody (13.12)
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株価が高値で推移している。ダウ平均は秋にかけて何度も最高値を更新し、NASDAQやS&P500も最高値更新まではいかないが、上昇している。イラクや北朝鮮を始めとする国際情勢や原油高を考えると、多くの機関投資家にとっては予想外の展開となっている。しかし先行きを悲観的に見るファドマネージャーは依然として多い。ただ年末を前にして、今年の運用成績を気にし始める中、これ以上株式市場が上昇すると運用成績がさらに悪化し、顧客を失うことにもなりかねない。そのためしびれをきらして少しずつではあるものの、株式比率を高めている。このような状態だからこそ、株式市場はまだまだ上値余地が残っていると見るアナリストもいる。加えて、ドットコムバブル崩壊で痛手を負った個人投資家は依然株式市場には戻ってきていない。個人投資家が大挙して株に戻ってくるまでは株価は上昇すると考えている専門家もいる。
As Their End-of-Year Results Near, Stock-Market Skeptics Fall in Line
(WSJ)(2006/12/02)(Finance)(1,811 words)(Rating:4)
Readability: fog=11.86 flesch=54.11 kincaid=9.47
djia (17.19) leuthold (14.09) stocks (13.70) chico's (11.76) hedge-fund (11.42) red-flag (10.62)
(WSJ)(2006/12/02)(Finance)(1,811 words)(Rating:4)
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djia (17.19) leuthold (14.09) stocks (13.70) chico's (11.76) hedge-fund (11.42) red-flag (10.62)
インドの高等教育は二極分化している。一握りのエリート大学を卒業した学生は好待遇で大手企業に勤めることができるが、その他のほとんどの大学を卒業した学生は大学で学んだこととはあまり関係のない低賃金の仕事につくしかないのだ。こんなにも差があるのはこの2種類の大学では教育している中身や方法が異なっているためでもある。多くの大学では一方的な教育が行われており、学生を子供扱いしている。考える力やコミュニケーション能力を身につけることができない。雇用主である企業も、現在の大学が輩出する学生のほとんどは雇用するには充分なスキルを身につけているとは考えていない。
A College Education Without Job Prospects
(New York Times)(2006/11/30)(Education)(1,250 words)(Rating:4)
Readability: fog=15.83 flesch=41.18 kincaid=12.95
hinduja (22.20) mumbai (16.25) graduates (12.53) infosys (11.65) pai (11.39) placeless (10.62)
(New York Times)(2006/11/30)(Education)(1,250 words)(Rating:4)
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hinduja (22.20) mumbai (16.25) graduates (12.53) infosys (11.65) pai (11.39) placeless (10.62)
ドルが下落している。対ユーロ、対ポンド、対日本円でそろって下落している。背景には米国と欧州との成長見通しの格差や、金利の方向性に対する違いがある。米国経済は住宅セクターの不振で成長率が鈍化すると考えられている。ただFRBは現在の減速局面は予想の範囲内であり、利下げ期待を打ち消そうと努めている。しかし市場では利下げ期待は依然として高い。欧州経済は景気が拡大しており、内需主導の成長であるために、ユーロ高は経済にそれほど大きな影響を与えていない。ユーロ高への警戒から、ECBは利上げを行わないと見る向きもあるが、今月と来年以降の利上げは広く予想されている。
The world economy | Rebalancing act | Economist.com
(The Economist)(2006/11/30)(Finance)(1,426 words)(Rating:4)
Readability: fog=12.17 flesch=53.52 kincaid=9.62
roubini (13.46) bernanke (11.19) ecb (10.62) oecd's (10.62) euro (10.20) oecd (9.99)
(The Economist)(2006/11/30)(Finance)(1,426 words)(Rating:4)
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roubini (13.46) bernanke (11.19) ecb (10.62) oecd's (10.62) euro (10.20) oecd (9.99)
米国における一夫多妻の問題。モルモン教から分離した、FLDSという宗教団体では未だに一夫多妻制を実行している。一夫多妻という結婚のありかたに政府が介入するのは宗教の自由の侵害だとこの団体では主張している。米国内における世論では、一夫多妻制への嫌悪感は強い。しかし一夫多妻という結婚をしていても、必ずしも処罰の対象になるわけではない。暴力とか虐待などの事件につながらない限りは現地警察も見て見ぬふりをするためだ。ゲイ同士の結婚に反対する人たちは、このような結婚を認めると、一夫多妻制や近親婚につながるとしている。
Polygamy | Back in fashion | Economist.com
(The Economist)(2006/11/30)(etc)(556 words)(Rating:4)
Readability: fog=15.96 flesch=31.64 kincaid=13.46
polygamists (19.74) jeffs (17.65) polygamous (15.29) polygamy (14.57) mormon (12.71) decriminalising (10.62)
(The Economist)(2006/11/30)(etc)(556 words)(Rating:4)
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肥満は健康状態に大きな影響をもたらす。これはよく認識されていることだ。しかし肥満が本人の資産にどのような影響をもたらすのかはあまり知られていない。もちろん、肥満は糖尿病などの様々な病気になりやすく医療費はかさむので、その分資産は減る。保険に入る場合でも肥満は保険料がかなり割高になるのが現状だ。それ以外でも肥満は就職に際して差別を受けたり、就職してからも昇進において不利な扱いを受けることが多い。人種差別と同程度の、体重差別があるとの研究結果もある。人種差別は公言するのは避けるものだが、体重差別を公言する人は多い。肥満の指標としてBMIがあるが、BMIが1ポイント上昇するとその人が保有する資産は1000ドル下落するという相関関係を分析した学者がいる。ただ肥満だから貧乏なのか、貧乏だから肥満なのか因果関係を調べるのは難しい。しかし、遺産相続を受けても肥満の人の体重は減少することはないことから、貧乏だから肥満になるとは考えにくい。また不思議なことに肥満の人は、遺産相続額も少ないという結果も出ている。やせている人の親はやせており、健康で長生きする傾向があるので、資産が蓄積されやすく、よって多くの遺産が子供に渡りやすいという因果関係が考えられる。体重が減少した場合は、資産はどうなるのか?白人男性の場合はBMIが肥満から平均値に戻ると4000ドル程度増加すると分析されたが、黒人や白人女性の場合はそれほどの違いは発生しないという。
Extra Weight, Higher Costs
(New York Times)(2006/12/02)(Finance)(1,569 words)(Rating:4)
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obese (18.98) overweight (17.15) schoeller (15.02) inheritances (14.59) weight (12.53)
非常に興味深い研究。日本でも同じような相関関係はあるのだろうか。無意識のうちに潜む偏見を見つけ出すのに利用されるのがIATテストで、https://implicit.harvard.edu/implicit で受験することができる。ただしFirefoxではうまく動かなかった。私が有している肥満に関する偏見を調べてもらったが、「あなたの結果は、太った人よりもやせた人に対する中程度の自動的な選好を示しました」となった。IATテストに関しては、最近読んだ本(どの本だったか忘れた)でも紹介されていた。試験の仕組みは巧妙だが、実際にやってみると頭がこんがらがってくる。(New York Times)(2006/12/02)(Finance)(1,569 words)(Rating:4)
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obese (18.98) overweight (17.15) schoeller (15.02) inheritances (14.59) weight (12.53)