銃を持つ権利

オクラホマ州のWeyerhaeuserの工場で働いていた労働者が解雇された。原因は同社の駐車場に停めていた自分の車の中に銃を保管していたためだ。同社では最近規則を変更しており、銃を社内に持ち込むことにたいしては厳しい処分を課すことになっていた。この事態に驚いたオクラホマ州の政治家は、圧倒的多数で、銃を駐車場にある自分の車の中に保管する権利を認める法律を制定した。同州の有権者の多くは民主党員であるが、前回の大統領選挙ではブッシュに投票した人が多い。ブッシュのほうが銃を持つ権利を認めていように映ったためだ。このことから分かるように同州では銃は日常生活の一部となっている。隣の家との距離が離れており、荒野や野生動物も多いため、銃は欠かせないと考えられている。制定された法律はいくつかの企業により裁判に持ち込まれており、判決が出るまでは施行されない。
In Oklahoma, a Ban On Guns Pits State Against Big Firms
(Wall Street Journal)(2004/11/26)