インディアンのオリンピック

ブラジルで行なわれているインディアン達のオリンピックの紹介。ブラジルに住むインディアンはポルトガル人の到来により減少していた。しかし近年では政府による居住地の設定などにより人口は増加傾向にある。このインディアンのオリンピックでは様々な部族が集まって競技を行なう。競技も様々でアーチェリーやヘッドサッカー(頭しか使えないサッカー)、カヌーなどがある。このオリンピックは90年代後半に当時のスポーツ大臣であったペレにより始まった。最近では毎年開催されている。成績上位者にはメダルが与えられるが、ある競技の時にはメダル授与式にはどの選手も現れなかった。メダルをもらうよりも部族と一緒に喜びを分かち合っていたためだ。負けた選手には厳しい態度を見せる部族もある。綱引きで負けた部族の男達が戻ってきた時には女達が砂をかけるという一幕もあった。
At This Olympics, They Throw Spears And Blow Darts
(Wall Street Journal)(2004/11/23)