鉄血宰相ビスマルク

Otto von Bismarck: Hard to be king under Bismarck | The Economist
面白そうな本の書評。大学受験では世界史を選択したが、世界史に登場する人物の中でもビスマルクに対しては好ましいイメージを持っている。理由はあまり覚えていないのだけど。しかしこの書評を見る限りでは有能であったものの、かなりややこしい人物だったようだ。ビスマルク本人が残した手紙はあまり信用できないとの指摘に驚く。理由は子どもの頃からずっと嘘つきだったため。母親の影響で女嫌い、女王や王女に対しても複雑な感情を持っていたようだ。ビスマルクが宰相として活躍できたのもヴィルヘルム1世の厚い信任があってのことだが、これまた両者の間には複雑な関係があったようだ。ビスマルクがいなければドイツは今頃どうなっていたのだろうかと思う。おそらくそれほど国力も増すこともなかっただろうから第一次・第二次世界大戦に関わることもなかったのではないかという気がする。


Bismarck: A Life

Bismarck: A Life

翻訳が出たら読んでみたいかも。