Khodorkovsky裁判その後

The Khodorkovsky case: Another verdict | The Economist
意外な展開となった。一事不再理の観点からも問題のあった、Khodorkovsky裁判だが当初の予想通り再度有罪判決が出て懲役期間が長期化したのだが、ここへきて爆弾発言が登場。裁判官の女性アシスタントが、判決は当該裁判官が書いたものではなく上級審の裁判官が書いたものであることを明らかにしたためだ。これもすでにあった疑惑通りの内容だったのでそんなに驚くべきことではないのかもしれないが、なぜ今のタイミングで、しかもアシスタントがこんな発言をしたのか、背景を巡って様々な見方が浮上している。まず一番もっともらしく見えるのが、不正に嫌気がさしたアシスタントが正義心から暴露したものという見方だが、あり得ないとのThe Ecnomistは見ている。上級審のボスとの権力闘争や、メドベージェフ大統領が裁判に対する批判に対応して妥協案を探る動きではないかとの見方も出ている。