ECB総裁人事

The European Central Bank: The Italian's job | The Economist
最初の一文からThe Economistらしいキツイ表現だ。同紙ではEUの人事を批判するのが常だ。デキル人かどうかというよりも国籍を重視していると批判している。この前のEU初代大統領人事なんかもそうだった。今回はECBの総裁人事についてである。ドイツ連銀のWeber氏が突然の引退で、本命がいなくなった現在、誰が適任なのか、同紙ではイタリア中銀の総裁を推している。すでにECBの副総裁がポルトガル人ということもあり、同じように南部諸国出身であるという点と、今や敵視されるに至ったゴールドマン・サックスで働いていたという経歴の二つが問題視され、同紙によるといずれも意味のない主張ということになるのだが、実際にはどうなることか。同紙の懸念通り、デキル人よりも国籍が重視されることになるだろうという気がする。


題名の"The Italian's job"を見ると、"Italian Job"という言葉を思い出した。よく登場する表現だが、意味がいまいち分からない。あまり良くないイメージなのだけど。ネットで調べてみても映画のタイトルという程度しか分からない。