BPのCEOにはいくら退職金を提供すべきか

BP and golden parachutes : The wages of failure (The Economist)
BPに限らず、株主価値を破壊した企業のトップへの退職金をどうすべきかという議論。BPのCEOには1年分の報酬が支払われると書いてあるが、かなり少ないなという印象。日本企業のようだ。同じアングロサクソンでも米国とは大幅に異なっている。もちろん1年分でも多すぎると見る人は多いのだが、不祥事とか業績悪化で退任に追い込まれたCEOが個人的に大きな経済的負担を背負うようなシステムだと、それはそれで別の問題が出てくる。事なかれ主義に陥ってしまい、積極的にリスクをとらなくなる可能性もある。このあたりを指摘するのがThe Economistらしいと思った。
"He may also become a non-executive director of BP-TNK, which is perhaps the closest BP could get to sending him to Siberia."という文章が気になる。Heとは退任するBPのCEOを指す。これはジョークなのか?