人糞の再利用

Renewable energy : The seat of power (The Economist)
人糞を再処理して、発電を行う動きが進んでいる。ドイツではすでに人糞の6割が再処理されて発電に用いられている。もちろん人糞はそのままでは発電に用いることはできず、バクテリアに処理させてメタンガスを発生させ、このメタンガスを用いて電力を生み出す。いかに効率的にバクテリアを働かせメタンガスを作り出すか、いろいろな研究が進んでいる。メタンガスを電力発電に用いるのは、メタンガスが地球温暖化の一因ともされているだけに一石二鳥だ。以前の記事で取り上げられていたが米国では多くの食料が廃棄されている。廃棄された食料を人体を経由せずにメタンガスを発生させる研究も進んでいる。
"WHERE there’s muck, there’s brass"という表現を初めて知った。そのまま訳すると糞の中に真鍮があるということになるが、人がいやがる仕事は儲かるという意味で使われているらしい。