グリーン化に進む米軍

Monitor : Greenery on the march (The Economist)
米軍がグリーン化に進みつつあるとの記事。グリーンなのは制服の色だけではないというのがおもしろい。しかし米軍は地球環境を保護するという目的でグリーン化に向かっている訳ではない。もっと現実的な軍事上の必要性に直面しているためだ。アフガニスタンイラクでの米軍の軍事活動は大幅に石油に依存している。しかしアフガニスタンの奥地に石油を輸送するのは大きな問題だ。石油を輸送するために多くの石油を消費するために膨大な輸送費が発生するためだ。なお輸送活動はテロリストにとって魅力的な標的でもあり、輸送を警備するとその他の活動に割けるリソースが低下してしまう。そこで米軍は石油に依存しない風力や太陽光発電などの代替エネルギーへの移行を進めたり、省エネを展開している。