レバノンの結婚事情

Lebanon's mixed marriages : Not at home (The Economist)
日本においては想像ができないが、結婚という儀式は宗教が関与しないと成立しない国もある。レバノンがそんな国の一つだ。宗教団体が認めた結婚しか政府は受理しないというので、異教徒同士や、無神論者の結婚は事実上できないことになる。しかし、ちゃんと抜け穴があり、政府はよその国で認められた結婚は認めるという態度をとっているので、飛行機ですぐのところにあるキプロスまで行き、そこで手続きをすればよいという。旅行代理店が必要な書類を全部用意してくれるので当事者はなにも心配せずに終わらせることが可能だ。
この記事を見ると、civil marriageというのが、宗教が関与しない結婚という意味なのだろう。同性婚の話題では、よくcivil unionという単語も出てくる。marriageとどう違うのか。オバマ大統領も同性婚もcivil unionは認めるけど、marriageには反対というよく分からないことをいっているし、結婚という制度は国によっていろいろややこしい。http://en.wikipedia.org/wiki/Civil_unionを少し眺めてみると、marriageに似た制度で同姓の結婚のために用意されたようだが、しかし異性婚でも利用できるというから、ますます分からなくなってくる。