多角化する英国の農家

The agritainment business : Hedge-fun managers (The Economist)
英国では農家が多角化を進めているとの記事。多角化と言っても栽培する品種を増やすといった訳ではなく、ビジネスモデルの転換を意味している。農産物を販売するのではなく、エンタテイメントを含めて様々なサービスを一般大衆に直接提供しようとしているようだ。特にトウモロコシ畑を刈り取り巨大迷路を造って客を呼び込むという商売が広まっている。巨大迷路を正確に造るのにGPS機器を使うというのがおもしろい。栽培の機械化により余った小屋が多いのも、多角化を進める上ではプラスだ。他用途に転用できる施設が多いことを意味するためだ。ただ、銀行からの融資が厳しくなっている上に、農産物価格が上昇していることから、本業に集中する農家も増えるのではないかとの見方もある。