景気変動と信仰心の関係

Church attendance in recessions : No rush for pews (The Economist)
景気が悪くなって不安になったアメリカ人が大挙して教会に行くようになったとのレポートがあった。しかしこれは福音派(Evangelical)だけを調査した結果でしかなかった。もっと幅広い層を対象にして調査したところ、景気変動と教会への参加は相関関係がないことが判明したという。景気悪化は今までもよくあったし、今までも景気悪化を乗り越えることができたという事実があるのでアメリカ人もそれほど不安を感じることはないようだ。ただし2001年の同時多発テロのように社会が存続の危機に立たされていると感じたときは話は別だ。そのような事態が発生すると教会への参加者も増える。しかし出席者の増加は一時的なものにとどまるようだ。