歯の矯正は必需品のアメリカ

The dental divide (The Economist)
Many Cutbacks but Not for Straight Teeth (New York Times)
なかなか興味深い。イギリス人の歯はひどい代物らしいというのはだいぶ前に読んだ。(参考:http://d.hatena.ne.jp/ichiyu/20060510/p3)今回の記事はアメリカ人は非常に歯の矯正を重視するとの内容だ。英国では健康保険が充実しているが、米国ではオバマ大統領が改革を進めなければならないほど健康保険はひどい状況にある。しかし自己負担が多いにもかかわらずアメリカ人のほうがイギリス人よりも頻繁に歯医者には通っているようだ。景気悪化で給与カット、さらには失業と可処分所得は減る一方だが、子どもの歯の矯正に金を渋ることはないというから面白い。一人当たり7000ドルもかかる場合もあるというからかなりの負担だと思うが、外食などを削ってでもなんとか費用を捻出しようとしているらしい。しかしそれでも不況の打撃は大きく、歯の矯正医の収入はかなり落ち込んでおり、クリニックでも柔軟な分割払いサービスを提供するなど需要を掘り起こすことに躍起だ。