米国の消費動向に決定的な変化か?

Consumer psychology : From buy, buy to bye-bye (The Econmist)
米国での小売動向が急激に悪化している。金融危機・不景気という問題を考えると当然かもしれない。しかし気になるのが景気が回復したとしても米国の消費者は以前のように買い物しまくりという生活には戻らないだろうという指摘がある点だ。銀行も簡単には消費目的のローンを提供してくれないだろうし、資産バブル崩壊で老後資金も改めて溜め込まないといけないためだ。また銀行の経営不振、巨額詐欺事件などを受けて消費者が企業に対して抱いている信頼感が低下しているというのも大きな問題だ。これがブランドそのものに対する不信感になって現れてきている。企業もこうした動向を受けて今までとは異なるマーケティングに乗り出す必要が出ている。