NHKスペシャル「日本とアメリカ(3)日本野球は“宝の山”・大リーグ経営革命の秘密」

録画しておいたものを見る。どんな基準で選手を評価するのか、その基準をどのように見つけるのか、これらをめぐって大リーグの球団はしのぎを削っている。マイケル・ルイスマネーボール(ASIN:4270100281)を読んでこの事実を知ったがこの番組ではさらにこの流れが加速していることを紹介している。新たに見つけた基準はすぐに他チームにも知られるだろうから次々と新しい基準を見つけ続けないといけない。能力獲得競争は能力評価競争でもある。才能を評価するのも一種の才能だ。
レッドソックスも松坂を始めとしてスター選手に多額の投資を行っていても利益を計上できているというのが驚きだ。選手への年俸以上に売上を増やしているからだ。チケットもかなり値上がりしているようで金持ちしか観戦できないスポーツになっているのではないかという気がした。番組中では紹介されていなかったがたぶんファン層を広げるために貧困層にも何らかの配慮をしているのだろうという気はしたが。


だいぶ前に、ボストン・レッドソックスのオーナーに関する記事をWSJで読んだことを思い出した。(http://d.hatena.ne.jp/ichiyu/20070531/p3)