Education in France : A new reckoning (The Economist)
興味深い記事。フランスと言えば文学とか芸術というイメージだが、数学に秀でているという意外な面もある。なにやらインドみたいであるが。フランスの大学入試では数学が重視されているので、数学の成績がよいことはエリート層への条件になっているようだ。フィールズ賞の受賞者ではフランス人が他の欧州諸国の出身者よりも多い(世界的にはどうなのか気になる)。またフランスのエリート大学の卒業生たちは銀行で株式デリバティブの開発で活躍している。フランスでは数学は家柄に関係なく才能さえあれば良いので、社会の流動化(下層から上流に移ることができる)につながるとの見方もあるようだ。ただ、上流階級がエリート大学の卒業生に占める比率が上昇している中、このような主張も成り立たなくなっている。
