豊かになると人口が減少するという逆説

Demography and genetics : Kissing cousins, missing children (The Economist)
どこまで理解できているか分からないが、とりあえず書いておく。
日本に限らず先進国では少子化が問題になっている。リソースが豊かになれば個体数が増加するのが生物の一般的な傾向なのに人間にはこの傾向が当てはまらない。なぜこのような現象が発生するのか社会学的なものを含めていくつかの仮説が登場しているが、新しい仮説が現れた。血縁関係が近いもの同士で子供を作ると障害を持った子供になりやすいが、逆に血縁関係が遠すぎても子供を作るときには問題になるらしい。社会が豊かになり、発展すると人の移動も活発になり、血縁関係が遠いもの同士で結婚するようになるので子供が生まれなくなっているのではないかというのが仮説のポイントだ。