アポロ13

今日中に返却しないといけないのであわてて見た。断片的に見たような記憶があるのだが通して見たのは初めてだと思う。やっぱり面白いな。人間の無力さと偉大さがよく分かる。「輝かしい失敗」とは言い得て妙だ。3人の宇宙飛行士を月まで送り込むのに大勢のスタッフが関わってこと、それらのスタッフが一丸となって不眠不休で対策に当たったこと、宇宙飛行士ばかりに目が向いてしまうが地上で支えるスタッフたちの献身があって初めて宇宙に飛び出すことができるというのがよく分かる。
エド・ハリス演じる主席管制官がかっこよすぎる。緊張の糸が切れたのか生還できたことが確認できてようやく涙ぐむシーンも。緊急事態の中でも冷静に状況を分析して判断を下す。リーダーはこうでないと。
劇中のラベルのインタビューにあるよに何が幸いするのか分からないものだ。風疹の疑いでアポロ13号に乗れなかったケンが地上にいてくれたことが無事に生還できた要因の一つだろう。一方で問題なしとしてアポロ13号に乗り込んだフレッドが発病してしまうのだから診断も当てにならないな。

一番疑問だったのがなぜ4月13日、13時13分というキリスト教にとっては縁起の悪い数字が並んだ時刻に打ち上げたのか。13号という名前は12号の次だから当然だと思うが、時刻は変えようもあるのに。