life settlement業界

An Insurance Man Builds A Lively Business in Death (WSJ)(2007/11/26)
議論を呼びつつも、急成長しているのが、life settlement業界だ。生命保険を買い取り、被保険者が死亡した場合に死亡保険金を受け取ることで収益を上げている。他人の死により儲けているような印象を持つために規制を強化すべきとの声が大きい。現在ではウォール街の大手投資銀行まで参入しつつあり、成長している。保険者にとってもこの業界は魅力的だ。というのも保険が不要になった場合、それまでは保険会社に連絡して保険を解約していたが、返ってくる保険金はごくわずかだ。しかしlife settlement業界では死亡保険金の3割程度で買い取ってくれることもある。そのため生命保険会社も対抗上、解約金を以前より高めに支払う必要があり、今までのビジネスモデルにひずみが生じつつある。また行き過ぎも見られる。当初から、転売を前提にして生命保険に加入するケースも見られる。生命保険では規制により、無関係な赤の他人には保険をかけることはできないが、この規制を迂回するものとして規制を求める声が出ている。