ニコラス・ネグロポンテの100ドルパソコン

A Little Laptop With Big Ambitions (WSJ)(2007/11/24)
ニコラス・ネグロポンテが2005年、大々的にOne Laptop Per Childというプロジェクトを打ち上げた。貧しい国の子供たちにパソコンを配布し、教育に役立てようとする試みだ。当初はインテルマイクロソフトなどのIT企業大手は大して興味を示さなかったが、One Laptop Per ChildのパソコンがAMDLinuxを搭載することになってからは、態度が変わり始めた。Intelは同じような低価格のパソコンを積極的に発展途上国に売り込んでいるし、マイクロソフトも低価格Windowsを提供し始めた。このような大手企業の攻勢や、当初に計画したほど低価格でパソコンを提供できないために、One Laptop Per Childのプロジェクトも計画通りに進んでいない。ネグロポンテインテルの横やりにはかなり頭にきており、CBSの60 Minutesでは同社を名指して非難している。その後インテルはOne Laptop Per Childに参加することになったが、参加の条件としてお互いに非難することは止めるというものがあるらしい。
60 minutesでのレポートはCBSドキュメントで放映されていた。http://d.hatena.ne.jp/ichiyu/20070811/p6