NHKスペシャル「100年の難問はなぜ解けたのか・天才数学者失踪の謎」

面白い。ポアンカレ予想が一体なんなのかは最後までよく分からなかったが。学校で数学に苦しめられた私にとっては、数学の虜になってしまう人の心理を理解することは難しいが、理解できるものだけが分かる独自の美しさがあるのだろう。
しかし宇宙の形をなぜ、数学で推定できてしまうのか。非常に不思議だ。数学は人間が生み出したものなのか、それとも人間が発見したものかどっちなのだろう。なぜ数学で自然界の動きが記述できてしまうのだろう、いつもふしぎに思ってしまう。
現在、「物質をめぐる冒険」(ASIN:4140910445)を読んでいるが、この本の中では、宇宙の始めには虚時間というものがあったという。時間が虚数なんてどういうことなのか。想像を絶する話だ。なぜ人間が生み出した虚数という概念で宇宙の創生が説明できてしまうのかさっぱり分からない。