爆笑問題のニッポンの教養「人間は考える“腸”である・腸管免疫学・上野川修一」

これも録画しておいたもの。腸には様々な種類の細菌が住んでいるという。忘れてしまったがその数は優に兆の単位を超えており、人間の細胞よりも多いという。腸内細菌は独自の遺伝子を持っているだろうから、生物としては人間とは異なる個体になるだろうし、いわば腸の中に大量のペットを飼っているようなものだ。
なぜ同棲するようになったのか、細菌・人間共にメリットがあったからなのだろうが、非常に面白い。体内に多くの細菌を飼っているという事実を目にすると、人間は意識のおかげで一つの生物と思っているかもしれないが、実際には多くの生物の連合体でしかないのではないかという思いを強くする。
腸内細菌には、善玉と悪玉(それに日和見)があるが、適当なバランスが取れていないと腸内環境がおかしくなるというのも面白い。悪玉であってもほどほどに存在する必要があるのだ。